プロップファームは、参加費を払いトレード試験に合格すると、会社から多額の資金提供を受けて運用できるため、新しい投資の形として多くのトレーダーを惹きつけています。
しかし、そのメリットと同時に、厳しいルールや失格リスクなど、考慮すべき点も多くあります。
この記事では、おすすめのプロップファームをランキング形式で紹介するとともに、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説します。
プロップファームとは
プロップファームは、一般のトレーダーでも大口トレーダーになれるチャンスを提供する仕組みです。
簡単に言えば、多額の資金を運用する会社があなたにお金を貸してくれて、そのお金で取引させてくれるのです。
一般的なFX取引では、自分のお金を使って取引しますが、プロップファームでは会社のお金を使います。
もちろん、ただお金を貸してくれるわけではなく、基本的にはまず腕試しの期間があり、そこで良い成績を出せたら本当のプロトレーダーとして認められます。
晴れてプロトレーダーになれたら、取引で得た利益の一部を分配してもらえます。
例えば分配率80%のプロップファームなら、100万円の利益を出したら、その80%の80万円があなたのものになることもあります。
逆に、損失を出した場合は会社の負担となるため、自分のお金を失うリスクがなく、大きな取引にチャレンジできるのが魅力です。
ただし、会社のお金を使うので厳しいルールも設けられていて、一日で大きな損失を出したり、危険な取引をしたりすると、すぐに失格になってしまいます。
プロップファームは、FXの腕に自信はあるけどまとまったお金がない人や、プロのトレーダーを目指している人にぴったりの仕組みと言えるでしょう。
おすすめの海外FXプロップファーム
ここからは、使いやすくて安全性の高いおすすめ海外FXプロップファームを比較しながら、ランキング形式で5社紹介します。
すべて筆者が実際に使ったことのある業者で、取引条件や使いやすさ、日本語対応、出金頻度など多角的な観点から順位を決めました。
業者 | 最大資金提供額 | 利益配分率 | 評価プロセス | 取引プラットフォーム | 日本語 | 暗号通貨取引 | 週末取引 | EA | 出金頻度 | 参加費返金 |
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Fintokei | 5,000万円 (スケーリング時5億円) | 80% (スケーリング時95%) | 評価なし/2段階/3段階 | MT4 MT5 cTrader | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | 2週間に1回 | ◯ |
Axi Select | 100万ドル (約1.5億円) | 90% | エッジスコアシステム | MT4 | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | いつでも | ✕ |
FTMO | 20万ドル (約3,000万円) (スケーリング時200万ドル) | 80% (スケーリング時90%) | 2段階 | MT4 MT5 cTrader | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | 14日に1回 | ◯ |
Alpha Capital Group | 20万ドル (約3,000万円) (スケーリング時200万ドル) | 80% | 2段階 | MT5 cTrader | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | 14日に1回 | ✕ |
SuperFunded | 200,000ドル (約3,000万円) | 90% | 2段階 | MT4 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 15日に1回 (初回は30日後) | ✕ |
TraderGP | 5,000万円 | 80% | 2段階 | MT4 MT5 | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | 2週間に1回 (推定) | ◯ |
Profitex | 20万ドル (約3,000万円) | 80% | 1段階 (利益目標10%) | MT4 MT5 DXTrade | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | 15日に1回 (初回30日後) | ✕ |
Instant Funding | 最大250万ドル (約3.7億円, スケーリング) | 70〜80% (オプションで最大90%) | 評価なし/1段階/2段階 | MT4 MT5 | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | 初回14日後 (以降7日毎) | ✕ |
PipFarm | 30万ドル (約4,500万円) (スケーリングあり) | 80% (最大95%) | 1段階/2段階 | cTrader | ✕ (今後対応予定) | ◯ | ◯ | ◯ | 2週間に1回 (初回到達後) | ✕ |
TradingCult | 4,000万円 (スケーリング時4億円) | 80% (最大95%) | 評価なし/2段階 | MT4 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 2週間に1回 | ✕ |
1位:Fintokei
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/prop-firms-ranking-fintokei.png)
Fintokei(フィントケイ)は、日本人トレーダーに人気の高いプロップファームです。
最大5,000万円の資金提供を受けられ、最大80%(スケーリングで最大95%)という高い利益配分率が特徴です。
数あるプロップファームのなかでも、特に日本語サポートが充実しており、初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
3つのプランが用意されており、予算やスキルに応じて選ぶことができます。
- チャレンジプラン:2ステップの評価をクリアすると高額な資金提供を受けられる
- 速攻プロプラン:参加費を払えば評価無しで資金提供を受けられる
- 入門プラン:参加費が安く、3ステップの評価をクリアすると資金提供を受けられる
人気があるのは、多額の資金を提供されるチャレンジプランで、2段階の評価プロセス(ステップ1で8%、ステップ2で5%の利益目標)を達成するとプロトレーダーになれます。
プロトレーダーに認定されると、参加費が全額返金されるのも魅力的です。
また、トレード成績に応じてスケーリングプランを申請でき、最大5億円までの資金調達が可能となっています。
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公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/
※当業者は日本で金融商品取引業の登録を受けていないため、日本居住者は利用をお控えください
2位:Axi Select
Axi Select(Axiセレクト)は、オーストラリアの大手海外FX業者Axiが提供するプロップファームです。
通常、プロップファームといえば参加費を払ってトレード試験を受けるのが一般的ですが、Axi Selectは参加費不要で、純粋にトレード成績で評価される珍しい形態となっています。
ただし、最初のうちは資金提供額や利益配分が少なく、大きな利益を得るためには数ヶ月〜1年ほどの期間を要するため、すぐにまとまった利益を得たい人には向いていません。
6段階のステージ制を採用しており、各ステージで資金額と利益配分率が上昇し、トレーダーの成長を促進する仕組みになっています。
Axiでは、トレーダーを評価するための指標として「エッジスコア」を採用しており、スキル・リスク・一貫性が総合的に評価されます。
エッジスコアが高ければ、最大100万ドル(約1億5,000万円)の資金提供を受けられ、利益配分率は最大90%に達します。
Axi Selectは、高度なリスク管理と豊富な取引銘柄を提供しており、経験豊富なトレーダーに適しています。
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公式サイト:https://www.axi.com/asiapartners/
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3位:FTMO
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/prop-firms-ranking-ftmo.png)
FTMOは、チェコを拠点とする大手プロップファームで、世界中のトレーダーから高い評価を得ています。
最大200万ドル(約3億円)の運用資金を提供し、最大90%の利益分配率を実現しています。
FTMOの特徴は、厳格な評価プロセスと充実したサポート体制です。
「FTMOチャレンジ」と「検証フェーズ」の2段階評価をクリアすることでプロトレーダーとして認定され、FTMOチャレンジでは10%、検証フェーズでは5%の利益目標達成が求められます。
Fintokei同様、プロトレーダーに認定されると、参加費が全額返金される仕組みも魅力的です。
取り扱い銘柄が豊富なのもFTMOの魅力で、FX以外にも株式、暗号通貨、商品など、幅広い資産を取引できるのも大きな特徴です。
ただし、日本語サポートがないため、ウェブサイトやカスタマーサポートは原則としてすべて英語となります。
最大200万ドル(約3億円)資金提供・90%の利益配分を受けられる!
公式サイト:https://ftmo.com/en/
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4位:Alpha Capital Group
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/prop-firms-ranking-alpha-capital-group.png)
Alpha Capital Groupは、最大200万ドル(約3億円)の資金提供を受けられるプロップファームで、80%という高い利益分配率と、スピーディーなスケーリングシステムが特徴です。
純利益10%を達成するごとに初期資本額が10%増額される仕組みは、業界内でもトップクラスの速さです。
FTMO同様の2段階の評価プロセスを採用しており、ステップ1で10%、ステップ2で5%の利益目標達成が求められます。
取引環境面では、MT5とcTraderの両方を利用可能で、プロップファームとしては珍しく取引手数料がかからないSTP口座を提供しています。
また、ポジションの週末持ち越しが許可されているため、長期トレードにも対応しています。
ただし、経済指標発表の前後2分間のトレード禁止や、平均取引時間が2分以上必要などの制約もあります。
プロップファームのスペックはそれなりに優秀ですが、出金方法が銀行送金のみである点や、日本語サポートがない点は改善の余地があるでしょう。
5位:SuperFunded
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/prop-firms-ranking-superfunded.png)
SuperFundedは、2024年6月に日本市場に参入した新興のプロップファームです。
最大200,000ドル(約3,000万円)の運用資金を提供し、最大90%の高い利益分配率を実現しています。
SuperFundedでは、暗号通貨取引や週末のトレードが可能で、24時間365日トレードの機会があり、柔軟な取引戦略を立てることができます。
また、他のプロップファームでは敬遠されがちなEAの使用が許可されているのも魅力的です。
最小プランは$6,000(約90万円)の資金を$66(約1万円)で運用でき、初心者でも挑戦しやすい価格設定になっています。
利益配分率は、最初は70%と他社よりも低めですが、利益の出金を重ねるごとに上昇し、2回目は80%・3回目以降は90%という高水準になります。
ただ、初回出金までに30日かかることや、出金方法が暗号通貨か海外送金のみである点はデメリットといえます。
また、SuperFundedはまだサービス開始から日が浅く、運営実績や信頼性の評価が難しい状況です。
SuperFundedは、暗号通貨取引に興味のあるトレーダーや、週末もトレードしたいトレーダーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
最安$66から購入可能!最大90%の利益配分を狙おう
公式サイト:https://superfunded.com/ja/
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6位:TraderGP
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/trader-gp-web-202501.webp)
TraderGP(トレーダージーピー)は、日本人によって設立され、日本人トレーダー向けに特化したプロップファームです。
25年以上の取引経験を持つ代表が率いており、チャレンジプラン(評価2段階)に合格すると、200万円から最大5,000万円の運用資金を提供してもらえます。
利益目標(ステップ1:8%、ステップ2:8%)をクリアしたあとは、プロップトレーダーとして取引をスタートし、トレード利益の80%を受け取ることが可能です。
日本語サポートも手厚く、初級〜上級トレーダーまで幅広く利用できる環境が整っています。
7位:Profitex
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/profitex-web-202501.webp)
Profitex(プロフィテックス)は、海外FX業者「Eightcap」が運営するプロップファームです。
最大の特徴は、利益目標が1回10%のみの評価プロセスでプロップトレーダーになれる点です。
チャレンジ合格後は、初期資金の10%の利益目標を達成すると即プロップトレーダーになり、取引利益の80%を報酬として受け取ることができます。
期間制限や最低取引日数も緩やかなうえ、10%の損失率を超えない限りチャレンジを継続できるため、落ち着いてトレードに取り組めます。
日本語サポートや豊富な仮想通貨決済も魅力で、多くの日本人トレーダーが注目しています。
8位:Instant Funding
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/instant-funding-web-202501.webp)
Instant Funding(インスタントファンディング)は、評価試験なしの「速攻プロプラン」をメインとする海外プロップファームです。
初期費用$79(約12,000円)から即座にプロ口座(速攻プロ口座)を提供してもらえて、取引利益の70〜80%(オプションで最大90%)を受け取ることができます。
さらに、1段階型・2段階型のチャレンジプランも用意されており、最短ルートでの即プロ・低コスト・高い利益分配率を同時に実現しています。
Trustpilotを含む海外の口コミ評価も高く、試験に苦戦してきたトレーダーや「すぐにプロップ口座を使いたい」方から人気を集めています。
9位:PipFarm
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/pipfarm-web-202501.webp)
PipFarm(ピップファーム)は、シンガポールに拠点を置く新進のプロップファームで、約定力と透明性の高いプラットフォーム「cTrader」を採用しています。
2段階または1段階のチャレンジプランがあり、2ステッププランなら利益目標が各6%と比較的低く設定されている点が特徴です。
XPと呼ばれる独自のポイントプログラムを使って条件を有利に変えていくシステムがユニークで、利用を続けるほど「許容損失率の緩和」「利益分配率最大95%」「毎日出金化」など多彩な特典が得られます。
さらに、トレーダーが失格したあとでも一定の利益を残していれば報酬を受け取れる制度があるなど、柔軟な仕組みが魅力です。
10位:TradingCult
![](https://adplan7.co.jp/media/wp-content/uploads/2024/07/tradingcult-web-202501.webp)
TradingCult(トレーディングカルト)は、海外FX業者「TradersTrust」が新たに展開するプロップファームです。
日本円換算で最大4,000万円(スケーリングで最大4億円相当)のライブ口座をノーリスクで運用でき、利益分配率は最大95%まで引き上げられます。
2段階の評価プロセスを経てプロップトレーダーを目指すプランのほか、評価なしですぐにプロップ口座を使えるプランも用意されています。
取引プラットフォームはTradersTrustのMT4環境を活用し、FXや人気のCFD商品のほかに、24時間365日トレードが可能な仮想通貨にも対応しています。
定期的にデモコンテストも開催しており、優秀な成績を残すとチャレンジ費用が無料になる特典も用意されています。
日本語による問い合わせやサポートにも対応しているため、安心してスタートできる点も魅力です。
プロップファームを使うメリット
少ない自己資金で多額の資金を運用できる
通常のFX取引では、自己資金の範囲内でしか取引できませんが、プロップファームでは会社の資金を使ってトレードができます。
プロップファームを利用することで、少額の自己資金で大きな資金を運用できるようになり、トレードの成績が良ければ多額の利益配分を受け取れます。
例えば、10万円程度の参加費を支払うだけで、数千万円規模の資金を運用でき、月に100万円以上の利益配分を受け取っているトレーダーも珍しくあいrません。
また、FintokeiやFTMOなどメジャーなプロップファームでは、トレードの試験に合格してプロトレーダーとして認定されれば、参加費が全額返金されるため、トレーダーにとってはかなり有利な仕組みといえます。
利益を出せば一部を報酬として受け取れる
プロップファームでは、トレードで利益を出すと、その一部を報酬として受け取ることができます。
多くのプロップファームでは、利益の70%から90%程度をトレーダーに分配する仕組みになっています。
例えば、100万円の利益を出した場合、80%の分配率なら80万円が報酬として受け取れます。
先述したとおり、多額も資金提供を受けられることと相まって、少ない利益率でも高額の利益配分を受けられるのがプロップファームの魅力です。
一例として、Fintokeiの最大額である5,000万円の資金提供を受け、月利5%の利益、80%の利益配分を得たとしましょう。
この場合、5,000万円×5%×80%=200万円となり、仮に1年間月利5%を維持できれば2,400万円もの利益配分を受けられます。(スケーリングプランを利用することで、さらに多額の利益も狙えます。)
スケーリングでさらに高収入を得られる可能性がある
プロップファームによっては、トレードの成績が良ければさらに多額の資金提供を行う「スケーリング」を導入しています。
Fintokeiを例に挙げると、+10%の利益を達成して、プロトレーダー昇格時または前回のスケーリングから2ヶ月以上経過していれば、スケーリング申請をして資金提供額を引き上げられます。
初期資金に対して最大10倍まで資金提供額を引き上げることができ、チャレンジプランのサファイヤプランなら、初期資金5,000万円から最大5億円を狙えます。
もともと多額の資金提供を受けられるのが魅力のプロップファームですが、スケーリングを活用することで、個人トレードでは得られないような高額な収入を目指すことができます。
プロップファームのデメリット
日本で金融ライセンスの登録を受けていない
多くのプロップファームは、日本の金融当局から正式なライセンスを取得していません。
これは、厳格な金融規制に対応するコストや手続きの複雑さ故に、プロップファームは日本で金融ライセンスを取得できていないのが現状です。
日本のライセンスを取得していない業者で取引すると、日本の法的な保護を受けられず、トラブルが発生した際には業者と直接やり取りする必要があります。
そのため、プロップファームを利用する際は、基本的に法的な保護を受けられないことを承知のうえ、慎重な判断と自己責任が求められます。
参加費や登録料がかかる場合が多い
プロップファームに参加するには、通常、一定の参加費や登録料が必要となります。
これらの費用は、プランによって数万円から数十万円まで幅広く設定されています。
参加費は、プロップファームが提供する資金や支援サービスの対価として徴収されますが、トレーダーにとっては初期投資のハードルとなります。
特に、トレードに失敗して失格となった場合、この参加費は返金されないケースが多く、リスクとなります。
ただし、一部のプロップファームでは、プロトレーダーに昇格した際に参加費が返金されるシステムを採用しています。
厳しい取引ルールがあり、違反すると失格になる
プロップファームでは、リスク管理の観点から厳格な取引ルールが設けられています。
例えば、1日の最大損失率や全体の最大損失率が設定されており、これらを超える損失を出すと即座に失格となります。
また、特定の経済指標発表時の取引禁止や、最低取引日数の設定など、細かいルールも存在します。
マーチンゲール法(負けるたびに取引量を増やす手法)や特定のEA(自動売買ソフト)の使用が禁止されているケースもあります。
これらのルールが設けられているおかげで、トレーダーの過度なリスクテイクを防ぐとともに、会社の資金を安定的に運用することにも繋がります。
しかし、ルールの厳格さゆえに、個人トレードなら許容される程度のミスでも、失格につながる可能性があります。
プロップファームに参加する前に、自身のトレードスタイルがルールに違反しないかを念入りに確認しましょう。
プロトレーダー昇格後も条件を維持する必要がある
プロップファームでは、プロトレーダーに昇格した後も、継続的に一定の条件を満たし続ける必要があります。
多くの場合、1日の最大損失率や全体の最大損失率などのルールはプロトレーダー昇格後も適用され、これらを守れない場合は失格してしまいます。
このような継続的な条件維持の要求は、トレーダーに安定したトレードを促す一方で、心理的なストレスや無理な取引につながる可能性もあります。
すぐに出金できないことが多い
プロップファームでは、利益を得てもすぐに出金できないケースが多く見られます。
多くの場合、出金には一定の条件や制限が設けられています。
例えば、初回の出金までに30日間の待機期間が必要だったり、出金の頻度が2週間に1回に制限されていたりします。
また、最低出金額が設定されていることもあり、少額の利益では出金できない場合があります。
これらの制限は、プロップファーム側のリスク管理や運営を安定させることを目的としていますが、トレーダーにとっては急な資金需要に対応できない可能性があるため、事前に出金条件を理解しておく必要があります。
税金の取り扱いが複雑になる可能性がある
プロップファームでの収益に対する税金の取り扱いは、個人でのFX取引と比べて複雑になる可能性があります。
通常のFX取引の利益は「雑所得」として申告しますが、プロップファームからの報酬は「給与所得」や「事業所得」として扱われる可能性があります。
これにより、確定申告の方法や適用される税率が変わる可能性があり、税務処理が複雑化します。
また、海外のプロップファームを利用する場合、国際的な課税問題に直面する可能性もあります。
二重課税を避けるための手続きや、為替レートの変動による影響など、考慮すべき要素が増えます。
このため、プロップファームで利益を得た際は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
日本語非対応のプロップファームが多い
多くのプロップファームは海外を拠点としており、日本語でのサポートが限られているケースが多く見られます。
公式ウェブサイトや契約書、取引プラットフォームのインターフェースなどが英語のみの場合があり、言語の壁が高くなります。
また、カスタマーサポートも英語対応のみというケースが多く、トラブルや疑問が生じた際にスムーズなコミュニケーションが取れない可能性があります。
特に英語に不慣れなトレーダーにとって大きな障壁となり、重要な情報を見逃したり、誤解したりするリスクが高まります。
Fintokeiなどの一部のプロップファームでは日本語対応を始めていますが、まだまだ少数派です。
言語面での不安がある場合は、日本語サポートのあるプロップファームを選ぶようにしましょう。
良いプロップファームを選ぶポイント
プロップファームはメジャーなものからマイナーなものまで様々で、ひと目見ただけでは違いがわからないほど似通っています。
良いプロップファームを選ぶために、以下の選び方のポイントを意識すると良いでしょう。
運営会社の信頼性と実績
プロップファームを選ぶ際、最も重要なポイントは運営会社の信頼性と実績です。
まず、長年にわたって運営を続けている企業は、安定性と信頼性が高いといえます。
次に、金融ライセンスの保有状況を調べることが重要です。
金融ライセンスを与えられている業者は、各国の金融当局から厳格に監視されているため、より安全性が高いと考えられます。
出金実績や評判も重要な指標となります。
実際のトレーダーからの評価や口コミを確認し、スムーズな出金が行われているかを確認して、SNSや専門フォーラムなどで情報を集めると良いでしょう。
信頼性の高い企業は、透明性のある運営を行い、財務状況や運営方針を公開していることが多いです。
これらの情報を総合的に判断し、安心して資金を預けられる企業を選ぶことが大切です。
資金提供額と報酬条件
プロップファームを選ぶ際、資金提供額と報酬条件は重要な判断材料となります。
まず、初期資金の大きさを確認しましょう。
プロップファームによって、数千ドルから数十万ドルまで幅広い選択肢があり、自身のトレーディングスキルと目標に合った金額を選びましょう。
次に、利益配分率の高さを比較します。
多くのプロップファームでは70%から90%の範囲で設定されており、同じ利益を得ても、利益配分が大きいほうが手取りの収入が多くなります。
一定の成績を達成すると運用資金が増額されるスケーリング(増資)の有無と条件も重要です。
スケーリングの条件が達成しやすく、増資幅が大きいプロップファームを選ぶと、将来的により大きな資金で取引できる可能性が高まります。
これらの条件を比較し、より有利で自身の目標とマッチするプロップファームを選択することが重要です。
取引環境
プロップファームの取引環境は、トレーダーの成功に直結する重要な要素です。
まず、取扱商品の種類と数を確認しましょう。
FX通貨ペアだけでなく、株価指数、商品、暗号通貨など、幅広い商品を提供しているプロップファームもあり、多様な商品があれば、市場の状況に応じて柔軟な取引戦略を立てられます。
次に、スプレッドの狭さと取引手数料を比較します。
スプレッドとは売値と買値の差のことで、これが狭いほど取引コストが安くなり、特に短期トレードを行う場合は重要です。
プロップファームの多くは、スプレッドとは別に別途手数料がかかるECN口座を提供していますが、一部、手数料無料のSTP口座を提供する会社もあります。
取引プラットフォームについても欠かせない要素で、MetaTrader 4(MT4)、MetaTrader 5(MT5)、cTraderなど、使いたいプラットフォームに対応しているかを確認しましょう。
ルールと条件
プロップファームを選ぶ際、各社が定めるルールと条件を詳細に確認することが重要です。
まず、利益目標の達成しやすさを評価しましょう。
多くのプロップファームでは、数%から10%程度の利益目標が設定されていて、自身のトレーディングスキルに合った目標を選ぶことが大切です。
次に、損失制限の厳しさを確認します。
一般的に、1日の最大損失率や全体の最大損失率が設定されており、これを超えると失格となります。
また、禁止されている取引手法についても注意が必要です。
よくある禁止ルールとして、マーチンゲール法(倍賭け法)や指標トレード、超短期のスキャルピング、スキャルピング系EAの利用などが挙げられます。
ルールと条件を細かく確認したうえで、自身のトレーディングスタイルに合ったプロップファームを選ぶようにしましょう。
サポート体制
カスタマーサポートの質と対応言語についても確認しましょう。
日本語対応があるかどうかは、特に日本人トレーダーにとって重要で、英語力に自信のない方は日本語対応に優れたプロップファームを使いましょう。
万が一のトラブルに備えて、サポートの対応時間や方法(メール、チャット、電話など)も確認しておくと良いでしょう。
出金システム
プロップファームの出金システムは、トレーダーの資金管理に直接関わる重要な要素です。
まず、出金頻度と最低出金額を確認しましょう。
多くのプロップファームでは、2週間に1回程度の出金が可能ですが、業者によって異なります。
最低出金額も確認し、自身の取引スタイルに合っているかを判断しましょう。
次に、出金にかかる時間と手数料を確認します。
一般的に、出金リクエストから数日以内に処理される企業が多いですが、即日対応の企業もあり、なるべく出金が速い業者を選びましょう。
利用可能な出金方法も重要です。
銀行送金、オンラインウォレット、暗号通貨など、いくつかの出金方法に対応しているプロップファームが望ましいです。
また、過去の出金トラブルの有無や、出金条件の明確さなども判断材料となります。
プロップファームに関する参考サイト
プロップファームは日本ではまだ認知度が低く、情報も限られているのが現状です。
そんななか、意欲的にプロップファームについて解説記事を公開されているウェブサイトもありますので、ご紹介させていただきます。
- プロップファームとは:メリット・デメリットからおすすめ業者まで徹底解説(FXプロップファーム大全 様)
- プロップファームを提供するおすすめの業者を紹介|FX業者ごとの特徴を解説!(海外FX200 様)
- 【99%OFFクーポン抽選プレゼント】Fintokeiの口コミ評判|詐欺はガセ?無料トライアル・出金・ルールを解説(プロップファーム『解体新書』様)
プロップファームに限らず、新たな投資を始める際は、一つの情報ソースだけに頼らず、なるべく多くの情報を比較して多角的な視点から判断することが大切です。
プロップファームに関するよくある質問
プロップファームってそもそも何ですか?FX会社やヘッジファンドとは違うの?
プロップファームとは、自社(ファーム)の資金を用いてトレードを行う仕組みを提供する企業のことを指します。
トレーダーは自分の資金を大きく投入する必要がなく、会社が用意してくれた運用資金でFXや株価指数、コモディティなどの取引を行えるのが特徴です。
ヘッジファンドとの大きな違いは、プロップファームは外部投資家から資金を集めるのではなく、「自社資金」を使って取引を行う点にあります。
ヘッジファンドは投資家からの資金を運用し、そのパフォーマンスに応じて手数料や報酬を受け取りますが、プロップファームは、あくまで企業内部の資金を運用し、そこで生じた利益を企業とトレーダーとで分配するのが基本的な仕組みです。
FX業者(海外FX会社など)との違いは、FXブローカーが顧客(個人トレーダー)の注文を仲介しスプレッドや手数料を収益源とするのに対し、プロップファームは「トレード成果そのもの」によって収益を生み出す点にあります。
つまり、FX業者は取引のインフラを提供するビジネスモデルですが、プロップファームは「成功報酬型」でトレーダーと共存するモデルです。
また、FX業者には顧客が資金を預ける一方、プロップファームでは「トレーダーが運用する資金」をファーム側が用意してくれます。
まとめると、プロップファームは「会社の資金でトレードできる環境」を提供する存在であり、ファームとトレーダーとの間で成果報酬を分け合うシステムが大きな特徴だといえます。
プロップファームはどうやって利益を得ているの?
プロップファームの収益モデルはシンプルで、トレーダーが出した「取引利益」の一部を会社が受け取ることで成立しています。
例えば、トレーダーが100万円の利益を上げたとすると、そのうち80%をトレーダーに、20%を会社が取る、というような配分例が多く見られます。
もちろん利益が出なければ会社側には収益が入りませんが、最大損失を設定し、損失をある程度抑える仕組みを作ることで、大きな赤字を出さないようコントロールします。
優秀なトレーダーが安定して利益をあげれば、会社側も安定収益を得ることになり、Win-Winのビジネスモデルが出来上がっているのです。
また、多くのプロップファームでは「チャレンジ費用」や「登録費用」といった形で、トレーダーが参入する際に一時的な参加費を支払うケースが一般的で、これも収入源となっています。
チャレンジや評価プログラムって何?なぜ2段階や複数ステップに分かれているの?
多くのプロップファームには、実際に会社の資金を運用する前に、トレーダーに対して「評価プログラム」や「チャレンジ」を実施する仕組みがあります。
簡単に言えば、トレーダーの実力を見極める試験にあたるもので、具体的には「指定期間内に◯%の利益目標を達成しつつ、最大損失率を超えない」など、一定の合格基準が設けられます。
プロップファームとしては、まったくスキルのないトレーダーに大金を渡して損を出されては困るため、チャレンジの難易度をある程度設定し、優秀なトレーダーだけをふるいにかけるわけです。
2段階評価や複数ステップ制を採用している理由は、「単発の成績だけでなく、ある程度安定して利益を出し続ける実力」を確認したいからです。
1回だけ運良く利益を出せたとしても、翌月に大きな損失を出してしまうようでは長期的に見てリスクが高いので、Step1では8%の利益を目指し、Step2でも5%の利益を維持するといった継続力をチェックします。
このような評価プログラムは、多くの場合デモ口座で行われるので、もし失格となってしまっても参加費が失われるだけで済みます。
日本語サポートはある?英語ができないと厳しいの?
プロップファームを選ぶ際に、日本語サポートの有無は多くの日本人トレーダーにとって非常に大きなポイントです。
英語が苦手なトレーダーは日本語サポートを提供しているファームを優先的に検討したほうが安心です。
というのも、実際のトレード環境でトラブルが起きたり、不明点を問い合わせしたいときに英語や他言語でのやりとりを強いられると、かなりのストレスになりますし、誤解が生じると資金に関わる重大な問題へ発展しかねません。
サポート体制がしっかりしているプロップファームであれば、たとえば日本語のチャットサポートやメール対応があるため、迅速かつ正確に問題を解決できるでしょう。
また、プロップファームによっては「24時間365日」「平日9時から18時まで」などサポート受付時間もさまざまです。
1日の最大損失率や全体損失率が厳しいけど、どれくらいのリスク管理が必要?
プロップファームでは、トレーダーに「1日の最大損失率は5%まで」や「全体の損失率が10%を超えたら失格」といったリスク管理ルールを設けるのが一般的です。
これらのルールは、会社側の資金を保全し、大損失を回避するために設定されています。
トレーダーとしては、このルールを遵守しながら利益を積み上げていく必要があるため、過度なハイレバレッジや無謀なナンピンなどはリスクが高い行為と言えます。
具体的には、1日の最大損失率5%のルールがある場合、朝の時点での口座残高が100万円だとすると、当日中に5万円以上の損失を確定または含み損として抱えてしまうと、その時点で評価失格・アカウント停止となる可能性があります。
したがって、エントリーする際には資金管理を徹底し、ロットを小さめに設定する、損切りラインを厳守する、経済指標発表時のボラティリティに注意するなど、ストップロスの設定をしっかり行うことが求められます。
また「全体損失率10%」というルールがあるなら、通算で10%のドローダウンに達した時点で同様にアウトとなるため、ギャンブル的なトレードではすぐに追い込まれてしまうでしょう。
プロップファームで長期的にトレードを続けるには、少額の損失で撤退してリスクを抑える戦略が欠かせません。
評価に合格した後、実際の取引ではどんな制限や条件があるの?
多くのプロップファームでは、評価・チャレンジ合格後に晴れて「プロップトレーダー」として会社資金のリアル口座を利用できるようになります。
とはいえ、完全にフリートレードかというとそうではなく、やはりリスク管理上の制限や条件が付与されるケースが大半です。
例えば次のようなルールがよく見られます。
- 1日の最大損失率:評価時と同様に、資金の5%や10%を超えるドローダウンがあった場合、アカウント停止
- 最大保有ポジション数・ロット数:特定の商品を同時に大量ロットで保持することを禁止するケースもあります
- 週末や重要指標時のポジション保有:企業によっては、週末または大型経済指標の前後にポジションを持ち越すことを禁止する場合があります
- 取引スタイルの制約:高頻度取引(HFT)やアービトラージ、マーチンゲールなどを禁止するプロップファームも多いです
これらの制限は、プロップファームの資金を守るために欠かせないものですが、トレーダーからすると制約がきつすぎると感じる場合もあるでしょう。
そのため、実際に合格した後にどんなルールが適用されるのかを、プロップファーム選びの段階で確認しておく必要があります。
プロップファームのチャレンジがどうしても合格できない…攻略のコツはある?
プロップファームのチャレンジでは、限られた期間(もしくは無期限でも「1日の最大ドローダウン」などの厳しいルールあり)のなかで設定された利益目標を達成しつつ、最大損失率を超えないようにする必要があります。
これが思ったより難易度が高く、「あと少しで目標達成だったのに連敗して失格」「収益率8%を目指して無理にレバレッジを上げたら、ドローダウンでアウト」といった挫折も多く見られます。
チャレンジ攻略のコツとして、まずは「普段よりもリスクを落としてコンスタントに勝ちを積み重ねること」を意識しましょう。
どうしても「短期間で一気に10%超の利益を出してやろう」と考えると、1回のトレードあたりのロットが大きくなりがちです。
しかし、ちょっとした逆行で損失率5%をあっという間に超えてしまい、そこで失格につながります。大きく稼ぐよりも「負けを抑える」ほうがチャレンジ合格への近道です。
また、チャレンジ期間中は必ずトレード記録を取って、自分の勝率やドローダウン状況を細かく管理すると良いでしょう。
損失が続いている日は取引を控え、精神的な負担を減らすのも効果的。さらに経済指標カレンダーを活用して、想定外の急騰・急落に巻き込まれないように心がけることも大事です。
小さな負けを積み重ねるより、少ないトレードでも勝率・RR(リスクリワード)を重視した堅実なやり方が、プロップファームチャレンジ合格の秘訣と言えます。
合格後の「利益分配率」はどうやって決まる?スケーリングって何?
プロップファームに晴れて合格したあとは、実際に会社資金で取引を行い、得られた利益を「会社:トレーダー」で分配します。
この分配率はプロップファームごとに独自の設定があり、例えば「トレーダー80% : 会社20%」「トレーダー50% : 会社50%」など、プランによって大きく異なる点も特徴です。
一部のプロップファームでは、初回の利益分配率が70%だが、継続して安定利益を出すことで段階的に90%へアップする仕組みなどもあります。
また、最近注目されているのが「スケーリング」という制度で、トレーダーが一定期間安定した成績を残すごとに、運用資金が段階的に増えていくシステムです。
例えば、「3カ月連続で月利5%を達成すると、運用資金を2倍に増額」「最大5億円相当の資金を提供」といった例もあり、優秀なトレーダーほどより大きな資金を扱えるようになります。
出金サイクルや出金方法について知りたい!拒否されるリスクはあるの?
プロップファームでは、利益が出た段階でトレーダーに分配される報酬を出金できる仕組みになっています。
多くのファームでは「2週間に1回」「月に1回」「初回は30日後、その後は15日おき」といった周期で出金サイクルを設ける場合が多いです。
出金方法としては、銀行送金やクレジットカードへの返金、もしくは仮想通貨での出金に対応しているケースもあり、これも業者ごとに異なります。
出金拒否のリスクに関しては、残念ながらゼロではありません。
信頼度の低いプロップファームだと「チャレンジ合格後に出金しようとしたら会社側と連絡が取れなくなった」といったトラブル例も稀に報告されています。
しかし、運営歴が長く、実績や評判の良いプロップファームではこうした問題はあまり起こりにくいのが実情です。
また、トレーダーが規約違反を犯した場合(禁止行為のマーチンゲールやアービトラージ、コピートレードなど)には、出金が差し止められたり口座が凍結されたりする可能性がありますので、ルールを守ることが大前提です。
加えて、出金の条件(最低利益額、取引日数など)も事前にしっかり確認しておくと、スムーズに報酬を受け取ることができるでしょう。
プロップファームと個人トレード、どっちがおすすめ?両方やるメリット・デメリットは?
プロップファームは会社の資金を使って大きなポジションを取れるため、個人資金では難しいレベルの運用を実現できるのが最大の魅力です。
損失が出ても会社が負担してくれるので、トレーダーのリスクは「評価や契約解除リスク」に限られます。
一方、個人トレードは自己資金を全額リスクにさらしますが、利益が出た場合はすべて自分のものとなり、週末や指標前にポジションを持ち越すかどうかなど自由に決められます。
プロップトレードと個人トレードの両方を並行して行うトレーダーも存在します。
例えば、プロップファームで運用しながら安定した報酬を狙いつつ、個人トレードでも挑戦的な手法を試す、といったスタイルです。
「資金ゼロリスクで安定報酬を狙う部分」と「自分の資金で自由度高くトレードする部分」をうまく組み合わせることで、利益とトレードスキルの両方を伸ばしていくことができますが、両方に時間を割くため、取引監視の手間や精神的負荷は倍増しがちです。
プロップファームと個人トレードには、どちらにもメリット・デメリットがあるので、「安定報酬をめざしたい」「大金を動かしてみたい」ならプロップファーム、「完全な自由取引を楽しみたい」なら個人トレード、といったように自分のスタイルや資金量、リスク許容度に合わせて選ぶのがベストです。
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