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TUSD(TrueUSD)とは?特徴・USDTとの違い・購入方法

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TUSD(TrueUSD)は、2018年3月に発行が始まった米ドル連動のステーブルコイン(法定通貨に価値を紐づけた暗号資産)です。当初の発行元TrustToken社(現Archblock)から運営が移管され、現在はTRON創業者Justin Sun氏と関わりの深いTechteryx社が発行しています。

ADPLAN GLOBAL編集部の結論として、TUSDは準備金の凍結や運営会社の経営破綻が相次ぎ、信頼性に大きな懸念があるステーブルコインです。本記事は特徴・メリット・リスク・購入方法を整理しますが、現状は保有を慎重に判断すべき銘柄と評価します。

この記事の目次

TUSD(TrueUSD)の特徴

コインの名称TrueUSD
ティッカーシンボルTUSD
時価総額約500億円(約4.9億ドル)
時価総額ランキング91位前後
管理方式中央集権型
発行元Techteryx(旧TrustToken社=現Archblockから運営移管)
https://tusd.io/
発行枚数約4.9億枚
発行上限無し
国内取引所での取り扱い無し
購入可能な主な取引所Bitget(海外取引所)
CoinMarketCapの2026年6月時点での情報

米ドルと1対1で連動するステーブルコイン

TUSDは米ドルと1対1で連動するよう設計され、他の暗号資産のような大きな価格変動が起きにくいのが特徴です。

2026年6月時点の価格は約0.998〜1.00ドルで概ねペッグを維持しています。ただし後述のとおり準備金問題により運営側の資金供給に支えられた状態で、信頼性は揺らいでいます。

ERC-20規格に準拠

TUSDはイーサリアムのブロックチェーン上でERC-20規格に準拠したトークンとして発行されています。

これにより、イーサリアムのエコシステムとの互換性が高く、DeFiやウォレットなど多くのサービスで利用できます。

スマートコントラクトとの連携も容易で、DeFiを含む幅広い用途での活用が期待できます。

裏付けとなる資産の管理体制

TUSDは元はTrustToken社(現Archblock)が発行し、2020年12月にオフショア企業Techteryx社へ運営が移管されました。Chainlink PoR(Proof of Reserve)を統合し準備金をオンチェーンで検証する仕組みを持ちますが、近年は準備金の所在をめぐる深刻な問題が表面化しています。

2024年9月にはTrueCoin社・TrustToken社が、準備金を投機的なオフショアファンドへ投じたとしてSEC(米国証券取引委員会)と和解。2025年10月にはドバイの裁判所が、保管会社First Digital Trustを巡る係争で約4.56億ドル(約700億円)の準備金を凍結しました。

凍結により償還資金が不足し、Justin Sun氏が約5億ドルの緊急資金を投入してペッグを維持している状態です。準備金の透明性をうたう一方で、その裏付け資産の実態には重大な疑義が残ります。

TUSD(TrueUSD)の歴史と変遷

  • 2018年3月:TrueUSDが発行開始(TrustToken社)
  • 2020年12月:Techteryx社へ運営移管
  • 2023年:Chainlink PoRを統合。同年Prime Trust破綻時に一時デペッグ
  • 2024年9月:TrustToken社・TrueCoin社がSECと和解
  • 2025年10月:ドバイ裁判所が約4.56億ドルの準備金を凍結
  • 2025年11月:S&Pが安定性評価で最低の「5(脆弱)」を付与
  • 2026年2月:旧発行元Archblock社が米連邦破産法11条を申請

TUSD(TrueUSD)を保有するメリット

TUSD(TrueUSD)を保有するメリットとしては以下の点が挙げられます。

米ドルと連携していて価格が安定している

米ドルとの強い連動性から、TUSDの価格は比較的安定しています。

他の暗号資産が大きく価格変動する中で、TUSDは相対的に安定しているため、リスクを抑えた投資を行いたい人にとって有益です。

TUSDは主要なステーブルコインの一つとして認知されており、複数のブロックチェーンで利用できるため、幅広い用途で活用できます。

価値担保の仕組みが整っている

TUSDは、発行済みトークンと同額の米ドルが準備金として保管され、ユーザーはTUSDを米ドルと1対1の比率で交換できる仕組みになっています。

顧客がTUSDを米ドルへ交換した際は、運営元がTUSDのバーン(焼却)を行い、担保資産以上にTUSDが出回らない仕組みを構築しています。

この仕組みにより、市場の変動に左右されない安定した価値を維持することを目指しています。

Chainlink PoRによる透明性確保

TUSDはChainlink PoR(Proof of Reserve)を統合した最初の米ドル裏付けステーブルコインで、準備金の比率をオンチェーンでリアルタイム検証できる点を強みとしてきました。

ただしPoRはオンチェーンの数値を示すに過ぎず、準備金そのものの質や保全を保証しません。実際2025年には約4.56億ドルの準備金凍結が発覚しており、この「透明性」は限定的と捉える必要があります。

仮想通貨トレードの基軸通貨として使える

TUSDは米ドルに連動する価値の基準を提供するため、仮想通貨同士の売買の基準通貨として利用できます。

例えばビットコインをTUSDで売買するといった使い方ができ、取引時のドル換算が楽になります。

送金手数料が安い

ブロックチェーンを利用するため、銀行などを経由した国際送金などに比べて手数料が大幅に安く済みます。

マイクロペイメントなどの小口の送金に向いています。

複数のブロックチェーンに対応している

イーサリアムをはじめTRON、Avalanche、BNBチェーン(BSC)、Polygonなど12以上のブロックチェーンに対応し、用途の幅が広がります。チェーンをまたいだ取引の媒介としても使えます。

TUSD(TrueUSD)のリスク・デメリット

一方で、TUSD(TrueUSD)には以下のようなリスクやデメリットも存在します。

運営体制の変遷とリスク

TUSDで最も重いリスクが、運営体制と準備金の不安定さです。発行元はTrustToken社(現Archblock)からTechteryx社へ移管され、現在はTRON創業者Justin Sun氏の関与が指摘されています。

2024年のSEC和解(準備金を投機ファンドへ投資)、2025年のドバイ裁判所による約4.56億ドル凍結に続き、2026年2月には旧発行元Archblock社が米連邦破産法11条(負債1億ドル超に対し資産は約1,000万ドル)を申請しました。

現在のペッグはJustin Sun氏側の資金供給に依存しており、S&Pは「Techteryxの資金支援がなければペッグを失う恐れがある」と警告しています。保有・送金には運営状況の継続確認が不可欠です。

法規制の影響を大きく受ける

ステーブルコインへの規制強化もTUSDのデメリットです。米国では2025年7月18日にGENIUS法が成立し、発行者に米ドルや短期米国債での100%準備と月次の準備金開示を義務付けました。準備金問題を抱えるTUSDには適合のハードルが高い内容です。

欧州ではMiCA規制により、TUSDがBinanceの現物ペアやKraken(EEA向け、2025年12月取引停止)から相次いで上場廃止されました。日本でも2023年6月施行の改正資金決済法でステーブルコインが「電子決済手段」と定義され、2025年10月に国内初の円建て「JPYC」が発行されています。

規制適合の遅れは、TUSDの取扱取引所がさらに減少するリスクに直結します。保有時は各国の規制動向と取扱状況の確認が欠かせません。

送金速度が遅い場合がある

ブロックチェーンの処理速度によっては、送金までに時間がかかる場合があります。即時送金を必要とする用途には向きません。

最近では速度改善が進むものの、イーサリアムの混雑時の影響は避けられません。

大きな利益を出しにくい

価格が安定している分、大幅な値上がり益は期待できないため、利益率を重視するならTUSDは向いていません。

高利回りを求めるのであれば、ボラティリティの高い他の仮想通貨を利用した方が適しています。

TUSDとUSDT(テザー)の違い

TUSDとよく似たステーブルコインとして、USDT(テザー)がありますが、発行元や時価総額に違いがあります。

発行元と運営体制

TUSDは当初TrustToken社によって発行されましたが、2022年頃にTechteryx社に運営が移管されました。一方、USDTはTether社によって発行・運営されています。

TUSDはChainlink PoRを導入するものの、2025年の約4.56億ドル準備金凍結や旧発行元の破産申請など、運営面の信頼性が大きく損なわれています。

USDTも裏付け資産への疑惑を指摘されることはありますが、現在も世界最大のステーブルコインとして広く利用されています。流動性・取扱取引所数のいずれもTUSDを大きく上回ります。

時価総額に大きな差がある

USDTの時価総額は約28兆円(約1,870億ドル)で全暗号資産3位ですが、TUSDは約500億円(約4.9億ドル)で91位前後です(2026年6月時点)。約560倍の開きがあります。

2015年開始で先発優位を築いたUSDTに対し、TUSDは2018年と出遅れた点が差の一因です。さらにTUSDは一時1.5兆円規模まで拡大したものの、2023年以降の準備金問題と相次ぐ上場廃止で大きく縮小しました。

編集部が主要取引所の取扱状況を確認したところ、TUSDの取引ペアはBinanceの現物縮小やKrakenのEEA上場廃止で減少傾向にあり、流動性の確保しやすさでもUSDT・USDCに見劣りします。

TUSD(TrueUSD)の将来性・今後の見通し

市場拡大の追い風と、TUSD固有の逆風

ステーブルコイン市場全体は拡大が続き、DeFi決済の基盤として需要は伸びる見込みです。複数チェーン対応のTUSDも理屈の上では恩恵を受けられる立場にあります。

一方TUSD固有の見通しは厳しく、旧発行元の破産・準備金凍結・S&P最低評価が重なり、USDTやUSDCへ需要が流れています。今後はGENIUS法・MiCAへの適合と準備金問題の解決が信頼回復の前提です。

編集部としては、ステーブルコインを使うなら現時点では時価総額・規制適合の進むUSDT・USDCを優先し、TUSDは運営状況が改善するまで様子見を推奨します。

TUSD(TrueUSD)の購入方法

日本国内では、TUSD(TrueUSD)を購入できる取引所は存在しません。

しかし、国内の取引所でBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)などの仮想通貨を購入し、それを海外の取引所へ送金すれば、海外の取引所でUSDTへ交換できます。

ただし、TUSDはUSDT(テザー)建てで取引されることが多いため、海外取引所で一旦USDTを購入し、そのUSDTをTUSDへ交換するという流れになります。

TUSDを購入するまでの具体的なステップは次のとおりです。

  1. 国内の仮想通貨取引所で口座開設(コインチェックがおすすめ)
  2. 国内取引所へ日本円を入金
  3. 国内取引所でBTCやETHなどを購入
  4. TUSDを取り扱う海外取引所で口座開設(Bitgetがおすすめ)
  5. 購入した仮想通貨を海外取引所へ送金
  6. 海外取引所でUSDT(テザー)を購入する
  7. USDTをTUSDへ交換する

海外取引所へ送金するためのBTCやETHを購入するには、日本で最も利用されているコインチェックがおすすめです。

コインチェックは登録作業がとても簡単、しかもアプリや取引画面が使いやすく、「販売所」ではなく「取引所」を使えばスプレッド・手数料無料でビットコインを購入できます。

TUSDを購入する際の取引所としては、Bitgetがおすすめです。

Bitgetは世界中1,000万人以上に利用されている超大手取引所で、取り扱い銘柄は500種類以上もあり、独自トークン「BGB」保有で手数料優遇などのサービスが充実しています。

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この記事を書いた人

ADPLAN GLOBAL編集部のアバター ADPLAN GLOBAL編集部 ADPLAN GLOBAL編集部

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