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Exnessの安全性|取得している金融ライセンス、金融庁未登録の理由は?

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海外FX業者の中でも特に人気を集めているExness(エクスネス)ですが、日本の金融庁に登録していないことから、「安全に取引できるのか」「資金は保護されているのか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、Exnessはグループ全体で7つの金融ライセンスを取得し、2008年からの15年以上にわたる運営実績を持つ、世界有数の規模と信頼性を備えたFX業者です。

この記事では、Exnessが取得している金融ライセンスの詳細や、日本の金融庁に未登録である理由、さらには顧客資産の管理体制やサービスの特徴まで、安全性に関する情報をまとめました。

Exnessでの取引を検討されている方は、ぜひこの記事で信頼性を確認したうえで、口座開設を始めることをおすすめします。

なお、Exnessがどんな業者かを知りたい人は「Exnessの評判」をお読みください。

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公式サイト:https://www.exness.com/ja/
※当業者は日本で金融商品取引業の登録を受けていないため、日本居住者は利用をお控えください

この記事の目次

Exnessが取得している金融ライセンス

Vantage Tradingは現在7ヶ国の会社によって運営されており、各会社は金融当局のライセンスを取得しています。

Exnessが取得している金融ライセンス
  • Exness (SC) Ltd:セーシェル共和国金融庁(FSA)(ライセンス番号:SD025)
  • Exness B.V.:キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行(CBCS)(ライセンス番号:0003LSI)
  • Exness (VG) Ltd:英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)(ライセンス番号:SIBA/L/20/1133)
  • Exness (Cy) Ltd:キプロス証券取引委員会(CySEC)(ライセンス番号:178/12)
  • Exness (UK) Ltd:英国金融行動監視機構(FCA)(ライセンス番号:730729)
  • Exness ZA (Pty) Ltd:南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)(ライセンス番号:51024)
  • Exness (MU) Ltd:モーリシャス金融サービス委員会(FSC)(ライセンス番号:GB20025294)

それぞれの金融ライセンスについて詳しく解説していきます。

セーシェルFSAライセンスの特徴

名称FSA Seychelles (セーシェル金融サービス庁)
役割セーシェルの金融市場の監督
設立年2003年
本拠地セーシェル ヴィクトリア
要件・規制内容特に厳しい規制なし
公式サイトhttps://fsaseychelles.sc

セーシェル金融庁(FSA)のライセンスは、他の主要国に比べると規制が比較的緩やかです。

レバレッジやボーナスに関する具体的な制限は設けられていませんが、顧客資産の分別管理は義務付けられています。

ライセンス取得の際の最低資本金は5万米ドルと、他国と比べて低めに設定されています。

近年は国際的な基準に合わせた規制強化を進めており、マネーロンダリング対策なども強化されています。

Exness (SC) Ltd社は、このFSAより証券ディーラーライセンス(SD025)を取得し、正式な監督下で運営を行っています。

キプロスCySECライセンスの特徴

名称CySEC (キプロス証券取引委員会)
役割キプロスの証券市場の監督
設立年2001年
本拠地キプロス ニコシア
要件・規制内容・顧客資産の分別管理義務
・レバレッジ規制(小口投資家は最大30倍)
・強制ロスカットは証拠金維持率50%以上
・ゼロカットシステムの導入必須
・ボーナス等のインセンティブ禁止
・ICF(投資家補償基金)による最大2万ユーロの補償
公式サイトhttps://www.cysec.gov.cy

キプロス証券取引委員会(CySEC)は、EU域内で最も厳格な金融規制の一つを実施しています。

顧客資産の分別管理が義務付けられており、最大2万ユーロまでの投資家補償制度(ICF)への加入も必須となっています。

レバレッジは個人投資家向けに最大30倍までと制限され、ボーナスの提供も禁止されています。

また、強制ロスカットは証拠金維持率50%以上での執行が義務付けられ、ゼロカットシステムの導入も必須です。

英国FCAライセンスの特徴

名称FCA (英国金融行動監視機構)
役割消費者保護、健全な市場の維持
設立年2013年
本拠地英国 ロンドン
要件・規制内容・顧客資産の分別管理義務
・最大30倍のレバレッジ規制
・破綻時の顧客保護制度(最大85,000ポンドまで補償)
・ボーナスプロモーションによる勧誘は禁止
公式サイトhttps://www.fca.org.uk

英国金融行動監視機構(FCA)は、世界で最も厳格な金融規制を持つ監督機関として知られています。

FCAライセンスの取得には、最低資本金要件や経営者の適格性など、様々な厳しい審査をクリアする必要があります。

Exness (UK) Ltdは、このFCAの厳格な監督下で、高い透明性と信頼性のある取引環境を提供しています。

南アフリカFSCAライセンスの特徴

名称FSCA (南アフリカ金融業界行為監督機構)
役割南アフリカの金融市場の監督
設立年1991年
本拠地南アフリカ プレトリア
要件・規制内容・マーケットメイクの禁止
・CFD取引のレバレッジ上限
公式サイトhttps://www.fsca.co.za

南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)は、アフリカ地域における重要な金融監督機関の一つです。

FSCAはFX取引に対して、レバレッジの上限や最低証拠金などの規制を導入し、投資家保護に力を入れています。

Exness ZA (Pty) Ltdは、このFSCAからライセンスを取得し、アフリカ市場での信頼性の高いサービス提供を実現しています。

バージン諸島FSCライセンスの特徴

名称BVIFSC (イギリス領ヴァージン諸島金融サービス委員会)
役割英領ヴァージン諸島の金融市場の監督
設立年2001年
本拠地英領ヴァージン諸島 ロードタウン
要件・規制内容特に厳しい規制なし
公式サイトhttps://www.bvifsc.vg

英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)は、オフショア金融センターとしての長い歴史を持つ地域の監督機関です。

FSCは金融サービス事業者に対して、適切な事業運営と投資家保護を求める規制を設けています。

Exness (VG) Ltdは、このFSCから投資事業ライセンス(SIBA/L/20/1133)を取得し、厳格な監督下で運営されています。

Exnessと日本金融庁について

Exnessが日本の金融庁に未登録の理由

Exnessが日本の金融庁に登録していない主な理由は、日本の厳格な金融規制への対応を避けるためです。

日本の金融商品取引法では、レバレッジは最大25倍までに制限され、追証請求の義務化やボーナス規制など、様々な制約が設けられています。

これらの規制に従えば、日本国内で高い信頼を得られる一方で、Exnessの強みである無制限レバレッジやゼロカットシステム、魅力的なボーナスプログラムを提供できなくなってしまいます。

また、海外に本拠地を置くFX業者にとって、すでに取得している複数の国際的な金融ライセンスがあれば、あえて日本の金融ライセンスを取得しなくても、十分な信頼性を備えていると評価されています。

今後もExnessが日本の金融ライセンスを取得する可能性は低く、現状のビジネスモデルを維持していく方針と考えられます。

Exnessは金融庁から警告を受けている

Exnessは金融庁のホームページ上で、無登録で金融商品取引業を行う業者として警告を受けています。

無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

この警告は、日本の投資家が金融庁の監督下にない業者と取引することで、トラブルが発生した際に十分な法的保護を受けられない可能性があることを指摘しています。

日本の投資家に対して警鐘を鳴らすことで、投資家を保護することが第一の目的ではありますが、一方で金融庁の警告には別の側面もあります。

金融庁は天下り先である国内FX業者を保護したり、海外への資金流出による脱税やマネーロンダリングを防止したりする意図もあると考えられます。

Exnessを投資家自らの意思で使うぶんには違法ではない

金融庁による警告は、業者側の無登録営業を問題視するものであり、投資家個人の取引を制限するものではありません。

日本の投資家が自らの判断でExnessのような海外FX業者と取引することは、法律上何ら問題はありません。

また、インターネットを通じた取引が一般的な現代において、海外業者の取引を完全に規制することは事実上困難であり、日本の投資家は今後もExnessを利用し続けることができるでしょう。

Exnessのライセンス以外から見る安全性・信頼性

顧客資金を分別管理で保護している

Exnessは顧客から預かった資金を、会社の運営資金とは完全に分けて管理する分別管理を採用しています。

分別管理とは、顧客の取引資金と会社の運営資金を別々の口座で管理する方式で、会社の経営が悪化しても顧客資産が保護される仕組みです。

ただし、国内FX業者が採用している信託保全と比べると、保護の度合いはやや劣ります。

信託保全では、第三者である信託銀行が顧客資産を管理するため、FX業者が破綻しても確実に資金が返還されます。

一方、分別管理では会社自身が資金を管理するため、万が一の破綻時に資金が返還されない可能性も理論上はあります。

しかし、Exnessは世界的な会計事務所デロイトによる定期監査を受けており、透明性の高い資金管理を実現しています。

入出金が速く高額出金も可能

Exnessは複数の入出金方法に対応しており、特に出金の速さには定評があります。

クレジットカードや電子決済、銀行送金など、様々な方法で入出金が可能で、多くの場合即時または24時間以内に反映されます。

また、高額出金の実績も多数あり、億単位の出金にも対応できる実績と信頼性を持っています。

世界的な会計事務所による定期監査を受けている

Exnessは、世界の四大会計事務所の一つであるデロイト・トウシュ・トーマツによる定期的な監査を受けていて、財務状況や自己資本比率、業務運営の適正性などが厳しくチェックされています。

世界的な会計事務所による監査を受けていることは、企業としての透明性と信頼性を裏付けているといえるでしょう。

取引データと財務情報の公開している

Exnessは毎月の取引量、アクティブユーザー数、出金額などの重要業績評価指標(KPI)を公式サイトで公開しています。

また、財務報告書も定期的に公開されており、企業としての健全性を確認することができます。

このような詳細な運営データを積極的に開示することで、会社としての信頼性を高めています。

最大レバレッジ21億倍で少額から取引できる

Exnessは業界でも類を見ない最大レバレッジ21億倍(実質無制限レバレッジ)を提供しています。

他社よりも抜きん出たハイレバレッジにより、少額の証拠金でも大きな取引が可能となり、資金効率の良い投資が実現できます。

ただし、レバレッジが高いほどリスクも高まるため、自己資金に対してあまりにも大きなロットで取引すると、一瞬で資金を溶かしてしまう危険性があります。

ゼロカットシステムで追証が発生しない

Exnessは全口座でゼロカットシステムを採用しており、入金額以上の損失は発生しません。

ゼロカットシステムとは?

海外FXのゼロカットシステムとは、相場の急変動で大きな損失を出しても、口座の資金以上の損失は発生しないように、FX会社が損失を負担してくれるシステムのことです。

例えば、口座30万円が入った状態で、相場の急変動で50万円の損失が出た場合でも、残高の30万円しか失いません。

国内FX業者の場合、ゼロカットシステムが備わっていないため、残高を超えた損失分(この場合は20万円)が追証(おいしょう)として請求されてしまうため、借金を背負うことがあります。

しかし、ゼロカットシステムがある海外FX業者を使えば、口座残高以上の損失を被らないため、不意の借金を背負う危険性がありません。

相場が急激に動いて大きな含み損が出ても、証拠金以上の請求(追証)は一切なく、不意の借金を背負う心配がありません。

一方の国内FX業者では、「顧客の損失を業者側が補填する行為」が法律で禁止されているため、ゼロカットシステムは海外FX業者ならではの大きなメリットです。

NDD方式を採用していて透明性が高い

ExnessはNDD(No Dealing Desk)方式を採用し、取引の透明性を確保しています。

NDD方式では、顧客の注文を直接市場に流すため、業者による価格操作や利益相反が起こりにくい仕組みとなっています。

また、スキャルピングなどの短期売買も自由に行うことができ、取引手法による制限がないことも特徴です。

Exnessの運営状況と実績

会社の本拠地

Exnessグループの本社は、キプロス共和国のリマソルにあり、本社オフィスには約2,000名のスタッフが働いています。

キプロスは欧州の主要な金融センターの一つとして知られ、EUの金融規制に準拠した厳格な監督体制を持っています。

なお、日本市場向けのサービスはセーシェル法人が提供していますが、実際の業務運営やサポートは東南アジアのマレーシアオフィスが担当しています。

運営年数と取引量

Exnessは2008年の設立以来、15年以上の運営実績を持つFX業者です。

2024年第二四半期での平均月間取引量は5兆ドル(770兆円)を超え、海外FX業者の中でもトップクラスの取引規模を誇っています。

この取引量は年々増加傾向にあり、特に近年は急速な成長を遂げています。

顧客数とグローバルでの展開状況

Exnessはアジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地に拠点を持ち、多言語でのサービスを提供していることから、アクティブユーザー数は70万人を超えており、日々その数は増え続けています。

特にアジア地域での成長が著しく、日本市場においても勢いよくシェアを拡大しています。

2024年1月からはリブランディングを行い、さらなるサービス拡充とブランド力の強化を図っています。

FX業界での受賞歴

FX業界における主な受賞実績は公開されていませんが、大手金融メディアのランキングでは常に上位に位置しています。

特に取引コストの低さや取引環境の透明性、カスタマーサポートの質の高さなどが、業界内で高く評価されています。

企業としての透明性を重視し、毎月の取引量や財務状況を公開するなど、業界内でも先進的な取り組みを行っていることから、多くの投資家から信頼を得ています。

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この記事を書いた人

Yuuji Miyashitaのアバター Yuuji Miyashita 株式会社アドプラン代表取締役

金融工学を学びながら、2020年ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをスタート。最近では、ブロックチェーンやメタバースの最新技術を活用し、金融Webサービスの開発にも取り組んでいます。兼業で株のデイトレードとFXにも取り組んでおり、日々の市場分析を楽しみながら勉強しています。

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