海外FX業者AXIORY(アキシオリー)では、個人口座だけでなく法人口座の開設にも対応しており、法人名義での取引が可能です。
AXIORYは、顧客資金の全額信託保全、業界最狭水準のスプレッド、日本人スタッフによる手厚い日本語サポートなど、多くの魅力を持つ業者です。これらのサービスは、法人口座でも個人口座と変わらず利用できます。
この記事では、AXIORYの法人口座が持つ特徴や注意点、口座開設に必要な書類、具体的な手順を分かりやすく解説します。
当サイトでは、海外FXで法人口座を作るメリット・デメリットについても解説しているので、あわせて参考にしてください。
また、AXIORYがどんな業者かを知りたい人は「AXIORYの評判」をお読みください。
業界最安クラスのスプレッドと透明性!透明性も抜群
公式サイト:https://www.axiory.com/jp
※当業者は日本で金融商品取引業の登録を受けていないため、日本居住者は利用をお控えください
AXIORY法人口座の特徴
AXIORYの法人口座にはどのような特徴があるのか、主な特徴をご紹介します。
個人口座に比べ節税効果・税制上のメリットが大きい
海外FXで法人口座を利用する最大のメリットは、なんといっても税金面で有利になることです。
個人口座で海外FXの利益が出た場合、その年の利益(所得)に応じて5%〜45%の所得税がかかるほか、住民税として10%(市区町村民税6%+都道府県民税4%)が課税されます。
一方、法人の場合は、1事業年度ごとの利益に対して法人税、地方法人税、法人住民税、法人事業税などがかかります。これらの税金を合計した実効税率は約24%〜39%となり、大きく利益が出た場合の税率は個人口座よりも低くなる傾向にあります。
- 個人口座よりも税制面で有利(年間700万円以上の利益で法人が有利になる傾向)
- 経費計上できる範囲が広がる(家賃の一部、通信費、セミナー参加費なども計上可能)
- 他の事業と損益通算できる(FX事業と他ビジネスの損益を相殺可能)
- 損失を最長10年間まで繰越せる(個人は繰越不可)
- 含み損の計上が可能(決算期の未決済ポジションの評価損も計上できる)
- 社会保険への加入(役員になることで厚生年金・健康保険に加入できる)
ただし、法人化にはデメリットも存在します。特に、利益がそれほど多くない場合は、法人を維持するためのコストが節税額を上回ってしまうことも。そのため、年間700万円以上の安定した利益が見込める場合に法人化を検討するのがおすすめです。
法人口座のデメリット・留意点
- 資金を自由に引き出せない(会社の資金を私的に使用できない)
- 法人の設立・維持にコストと手間がかかる(設立20〜30万円、税理士顧問料など)
- 赤字でも一定の税金負担が発生する(法人住民税の均等割など)
- 含み益も課税対象となる(未決済ポジションの評価益も税金対象)
- 社会保険料の負担増(厚生年金・健康保険の負担は国民年金より高額)
- 廃業・清算にもコストがかかる(解散登記や清算手続きの費用)
個人口座と法人口座の年所得別納税額
年所得金額 | 個人の税額 (国民健康保険込み) | 法人の税額 |
---|---|---|
100万円 | 185,300円(18.5%) | 293,800円(29.4%) |
200万円 | 416,800円(20.8%) | 517,800円(25.9%) |
300万円 | 661,500円(22.1%) | 741,600円(24.7%) |
400万円 | 938,200円(23.5%) | 965,600円(24.1%) |
500万円 | 1,287,000円(25.7%) | 1,214,100円(24.3%) |
600万円 | 1,654,100円(27.6%) | 1,462,700円(24.4%) |
700万円 | 2,021,500円(28.9%) | 1,711,200円(24.4%) |
800万円 | 2,388,600円(29.9%) | 1,959,800円(24.5%) |
900万円 | 2,768,500円(30.8%) | 2,327,700円(25.9%) |
1,000万円 | 3,098,500円(31.0%) | 2,695,700円(27.0%) |
1,500万円 | 5,213,500円(34.8%) | 4,535,900円(30.2%) |
2,000万円 | 7,409,000円(37.0%) | 6,376,100円(31.9%) |
3,000万円 | 12,644,000円(42.1%) | 10,234,900円(34.1%) |
5,000万円 | 23,100,500円(46.2%) | 18,099,200円(36.2%) |
1億円 | 50,600,500円(50.6%) | 37,224,200円(37.2%) |
大口・プロトレーダーに人気がある
AXIORYは、その優れた取引条件と高い透明性から、大口投資家やプロトレーダーに選ばれています。
以下のような理由から、弊社が実施した海外FXアワード2024「プロ向け業者部門」でもAXIORYを表彰しています。
- 業界をリードする優れた取引条件
- クリーン注文方式で約定データを積極的に公開
- FX・CFD・株式まで幅広い銘柄を提供
- MT4・MT5・cTraderに対応
- 第三者管理のもとで顧客資金を分別管理
スプレッドが狭くスキャルピングに有利
AXIORYの取引条件は個人・法人で同じであり、スプレッドは業界でもトップクラスの狭さを誇ります。
例えばナノ口座やテラ口座では、USDJPY(米ドル/日本円)ペアのスプレッドが平均0.2 pipsと、海外FX業者の中でも最安水準となっています。
スプレッドが狭いことで、1回の取引ごとのコストが低く抑えられるため、頻繁に売買を繰り返すスキャルピング戦略において有利になります。
法人口座で大きな資金を動かしている場合は特に、スプレッドの違いが損益に与える影響は大きくなるため、取引コストは可能な限り抑えて取引したいところです。
MT5・MT4・cTraderに対応
AXIORYの法人口座では、人気の取引ツールであるMT5, MT4, cTraderの全てを利用できます。
- MT5:高性能なチャート分析で裁量トレードに最適
- MT4:豊富な自動売買プログラム(EA)が魅力
- cTrader:直感的な操作性でスキャルピングに強い
特に、他社ではあまり採用されていないcTraderを選べる点は、中〜上級者にとって大きなメリットです。
cTraderはまだまだマイナーな取引ツールですが、MetaTraderよりも取引ツールが充実しているだけでなく、より直感的に扱えるインターフェイスが魅力で、コアな上級者を中心に人気を集めています。
入出金方法が多い
法人口座では、スピーディーで手数料を抑えられる「国内銀行送金」をはじめ、多彩な入出金方法が利用できます。
- 国内銀行送金
- 国内銀行送金 by Curfex
- 海外銀行送金
- クレジットカード・デビットカード
- デビットカード by Curfex
法人の経理状況に合わせて柔軟に資金管理が可能です。ただし、1回の入出金額が20,000円未満の場合は1,000円の手数料がかかる点にご注意ください。
日本語対応が充実
AXIORYには日本人スタッフが在籍しており、質の高い日本語サポートをメール、チャット、電話で提供しています。
機械翻訳に頼る業者も多い中、AXIORYなら言語の壁を感じることなく、口座開設からトラブル対応まで安心して相談できます。
AXIORY法人口座の注意点
レバレッジ制限がある
AXIORYでは、口座残高が増えるにつれて最大レバレッジが制限されます。
例えば、最大レバレッジ2,000倍のマックス口座の場合、残高が30万円を超えると最大1,000倍に、残高が50万円を超えると最大800倍といった具合で、段愛的にレバレッジが制限されます。
とはいえ、通常の取引では十分すぎるレバレッジが提供されているため、不便を感じることは少ないでしょう。
全口座の有効証拠金 | ナノ口座 スタンダード口座 テラ口座 | マックス口座 |
---|---|---|
0〜300,000円 | 1,000倍 | 2,000倍 |
300,001〜500,000円 | 1,000倍 | 1,000倍 |
500,001〜700,000円 | 400倍 | 800倍 |
700,001〜1,400,000円 | 400倍 | 600倍 |
1,400,001〜7,000,000円 | 400倍 | 500倍 |
7,000,001〜14,000,000円 | 400倍 | 400倍 |
14,000,001〜28,000,000円 | 300倍 | 300倍 |
28,000,001〜42,000,000円 | 200倍 | 200倍 |
42,000,001〜75,000,000円 | 100倍 | 100倍 |
75,000,001円〜 | 50倍 | 50倍 |
個人口座よりも必要書類が多い
AXIORY法人口座を開設する際は、代表者や株主の本人確認書類をはじめ、法人の登記簿謄本や決算書類等、提出すべき書類が個人口座の場合よりも多くなります。
しかし、すべての必要書類を用意できれば、オンライン上でスムーズにアップロードできます。
書類審査も速やかに行われるため、開設から取引開始までは思ったよりも手間がかからないと感じることが多いようです。
また、この記事では必要書類のチェックリストを用意しているので、不安な方はそちらを参考にすることをおすすめします。
他の海外FXに比べボーナスが少ない
AXIORYでは、法人口座も対象となる期間限定ボーナスが実施されることがあります。
ただし、他の海外FX業者と比較すると、ボーナスの金額や頻度は控えめです。その分、複雑な利用条件がなく、取引量に応じて出金できるなど、シンプルで使いやすいのが特徴です。
AXIORY法人口座の必要書類チェックリスト
AXIORYで法人口座を作る際に必要になる書類は次のとおりです。
- 取締役(代表者)全員の本人確認書類
- 取締役(代表者)全員の現住所確認書類
- 法人の確認書類
- 法人の現住所確認書類
- 株主名簿 ※自社で株式を発行している場合のみ必要
- 取締役決定書 ※取締役が複数いる場合のみ必要
- グループ構成を確認できる書類
取締役(代表者)全員の本人確認書類
法人の取締役(代表者)全員の本人確認書類を提出する必要があります。
本人確認書類としては次のいずれか一点を提出可能で、自身の顔写真、氏名、生年月日が記されていて、有効期限内の書類を提出しましょう。
- 自動車運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
取締役(代表者)全員の現住所確認書類
法人の取締役(代表者)全員の現住所確認書類を提出する必要があります。
現住所確認書類としては次のいずれか一点を提出可能で、自身の氏名と現住所、発行日が記されていて、発行されてから6ヶ月以内の書類を提出しましょう。
- 現住所が印字された各種健康保険証
- 公共料金の請求書・領収書
- 電話料金の請求書・領収書
- 銀行及びクレジットカード会社の利用明細書・請求書
- 納税関係書類
- 住民票・印鑑登録証明書
- 保険・共済関係書類
- 運転免許証(本人確認書類にパスポートまたはマイナンバーカードを提出する場合のみ)
法人の確認書類
日本法人の場合
日本法人の場合は、6ヶ月以内に発行された履歴事項全部証明書(登記簿謄本)のコピーを提出しましょう。履歴事項全部証明書は法務局で取得でき、取得方法は窓口、郵送、オンラインの3つがあります。
- 法務局の窓口で取得する:登記事項証明書交付申請書に記入し、手数料600円を支払えばその場でもらえます。
- 郵送で取得する:同じ申請書に手数料分の収入印紙を貼り、返送先を書いて返信用の切手を貼った封筒を同封するだけです。
- オンラインでの申請:法務局の「登記・供託オンライン申請システム」を使って、Webブラウザ上から簡単に請求できます。
海外法人の場合
日本国外の海外法人の場合は、国によっても必要書類が変わりますが、以下のような書類を提出する必要があります。
- Certificate of Incorporation (設立許可書証)
- Current Company Statement or Company Extract (登記簿謄本・抄本)
法人の現住所確認書類
法人の現住所を証明するために、以下いずれかの一点を提出する必要があります。
法人名、法人の現住所が記されていて、発行から6ヶ月以内の公的な書類を提出しましょう。
- 公共料金の明細書・請求書
- 銀行利用明細書(バンクリファレンスレターでも代用可能)
- 印鑑登録証明書(日本法人のみ)
株主名簿
株式会社や有限会社で自社で株式を発行している場合は、株主の名簿を提出する必要があり、株主が1名(一人社長)の場合にも必須です。
なお、取締役員以外に株の保有率が20%以上の株主がいる場合は、株主全員分の本人確認書類と現住所確認書類の提出が必要になります。
フォーマットは特に決まっていないため、自社独自の書類で問題ありません。
取締役決定書
法人の取締役が複数いる場合は、取締役決定書(Resolutions of Meetings of the Board of Directors)の記入が必要になります。
こちらはAXIORYの公式サイトからダウンロードできる指定のフォーマットで提出しましょう。
グループ構成を確認できる書類
法人のグループ構成を確認できる書類をつくり、口座開設時にjpeg画像かPDFでアップロードする必要があります。
アップロードするページに参考になるフォーマットが載っているので、それを真似て作れば問題ありません。
AXIORYで法人口座を開設する手順
AXIORYで法人口座を作る具体的な手順を解説します。
まずはAXIORYの法人口座開設フォームへアクセスし、必要事項の入力を進めていきます。

入力項目は会社情報、連絡先情報、本店所在地、取締役様情報、財務状況など多岐にわたります。
誤った情報を入力すると、口座開設までに時間と手間がかかるため、各項目を正しく入力しましょう。
口座開設フォームの入力を終えたら、法人口座開設に必要な書類をアップロードしましょう。
必要書類は次のとおりです。
- 取締役(代表者)全員の本人確認書類
- 取締役(代表者)全員の現住所確認書類
- 法人の確認書類
- 法人の現住所確認書類
- 株主名簿 ※自社で株式を発行している場合のみ必要
- 取締役決定書 ※取締役が複数いる場合のみ必要
- グループ構成を確認できる書類


最初に開設するリアル口座の設定を行います。
- 取引プラットフォーム:MT4・MT5・cTrader
- 口座タイプ:スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座・マックス口座・アルファ口座
- レバレッジ:1倍〜400倍(マックス口座のみ1,000倍)
- 通貨:USD・EUR・JPY
どの口座タイプを選ぶべきかに悩んだら、別記事「AXIORYの口座タイプ比較」を参考に各口座を比較してください。
法人口座の開設が完了すると、登録したメールアドレス宛にログイン情報が書かれたメールが届きます。
口座番号とパスワードが書かれていて、取引プラットフォームへログインする際に必要になるため、大切に保管しておきましょう。

AXIORYは原則として口座開設ボーナスを提供していないため、取引を始めるには自己資金を入金する必要があります。
以下のいずれかの方法で取引口座へ入金しましょう。
- 国内銀行送金
- 国内銀行送金 by Curfex
- 海外銀行送金
- クレジットカード・デビットカード
- デビットカード by Curfex
海外FXの法人口座を比較
当サイトの海外FX法人口座おすすめ7社にて紹介している海外FXの法人口座を比較しました。
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---|---|---|---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | 2,000倍 | 2,000倍 | 5,000倍 | 2,222倍 | 1,000倍 | 2,000倍 | 1,000倍 |
取引ツール | MT5 MT4 | MT5 MT4 cTrader | MT5 MT4 | MT5 MT4 | MT5 MT4 | MT5 MT4 | MT4 |
取り扱い銘柄 | FX 仮想通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 ETF 債券 指数 | FX 貴金属 エネルギー 株式 指数 現物株式/ETF | FX 仮想通貨 貴金属 エネルギー 株式 指数 | FX 貴金属 エネルギー 指数 仮想通貨 | FX 仮想通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 指数 | FX 仮想通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 ETF 債券 指数 | FX 仮想通貨 貴金属 エネルギー コモディティ 株式 指数 |
取引コストの安さ | ◯ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◎ |
ロスカットレベル | 0〜10% | 20% | 20% | 20% | 20% | 20% | 20% |
ボーナスの充実 | ◎ | △ | ◎ | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ |
業者の信頼性 | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | △ | ◎ |
公式サイト | Vantage公式サイト | AXIORY公式サイト | FXGT公式サイト | BigBoss公式サイト | Titan FX公式サイト | HFM公式サイト | Axi公式サイト |
AXIORYの法人口座に関するQ&A
新規法人でも法人口座を持てますか?
AXIORYでは、新規法人であっても特段の審査などはなく、必要書類さえ提出できれば設立年数や信用力関係なく口座開設できます。
ただし、登記が完了していない法人では法人口座を持てないので、登記完了後に口座開設をしましょう。
法人口座でもキャンペーンを受けられますか?
はい、AXIORYでは法人口座であっても個人口座同様のキャンペーンの対象となります。
AXIORYは基本的に口座開設ボーナスや入金ボーナスを実施していませんが、年に数回、期間限定の入金キャンペーンなどを行うことがあります。
法人口座の維持費や管理費はかかりますか?
AXIORYの法人口座には、維持費や管理費はかかりません。
法人口座を開設しても、取引に関連する通常のスプレッドやスワップポイント以外の費用は基本的にかからないため、コスト面でも安心して利用できます。
ただし、長期間取引がない場合は、口座維持手数料が差し引かれることがありますが、これは個人口座と同様のルールです。
法人口座のレバレッジは何倍ですか?
AXIORYでは法人・個人関らず、FX通貨ペアを最大2,000倍で取引できます。
ただし、口座の有効証拠金や保有ポジション総量によってレバレッジが制限されることがあるため、事前にレバレッジルールを確認しておきましょう。
全口座の有効証拠金 | スタンダード口座 ゼロ口座 ナノ口座 テラ口座 | マックス口座 |
---|---|---|
0〜300,000円 | 1,000倍 | 2,000倍 |
300,001〜500,000円 | 1,000倍 | 1,000倍 |
500,001〜700,000円 | 400倍 | 800倍 |
700,001〜1,400,000円 | 400倍 | 600倍 |
1,400,001〜7,000,000円 | 400倍 | 500倍 |
7,000,001〜14,000,000円 | 400倍 | 400倍 |
14,000,001〜28,000,000円 | 300倍 | 300倍 |
28,000,001〜42,000,000円 | 200倍 | 200倍 |
42,000,001〜75,000,000円 | 100倍 | 100倍 |
75,000,001円〜 | 50倍 | 50倍 |
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