FXプロップファームFintokei(フィントケイ)では、「チャレンジプラン」「速攻プロプラン」「入門プラン」の合計3つのプランがあり、この記事では「チャレンジプラン」のルールや失格条件などについて詳しく解説します。
チャレンジプランを簡単に説明すると、STEP 1・STEP 2のトレーダー試験をクリアすることで、最大5,000万円もの資金提供を受けてプロップトレーダーとして活動できるプランです。
なお、Fintokeiがどのようなサービスか知りたい人は、詳細レビュー記事「Fintokeiの評判」をお読みください。
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※当業者は日本で金融商品取引業の登録を受けていないため、日本居住者は利用をお控えください
Fintokeiのチャレンジプランとは?
Fintokeiのチャレンジプラン(ProTrader)は、個人トレーダーがプロトレーダーを目指すためのプログラムです。
チャレンジプランでは、2段階のトレード試験を通過することで、プロトレーダーとして認定されます。
ステップ1・ステップ2の利益目標を達成するにあたり、期間制限は設けられていないため、じっくりと自分のペースで取り組むことができます。
そして、プロトレーダーになれれば、最大5,000万円の資金提供を受けられて、取引で得た利益の80%を受け取ることができます。
また、初回出金時にはプラン購入時の費用が全額返金されるため、合格さえすれば実質的に無料でチャレンジできる点も魅力です。
チャレンジプランのプラン一覧
Fintokeiのチャレンジプランには、6種類のプランが用意されています。
それぞれ「クリスタル」「パール」「ルビー」「サファイヤ」「トパーズ」「エメラルド」と名付けられており、プラン購入金額と初期資金(投資資金)が異なります。
クリスタル | パール | ルビー | サファイヤ | トパーズ | エメラルド | |
---|---|---|---|---|---|---|
初期資金 | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,500万円 | 5,000万円 |
参加費 | 21,800円 | 39,800円 | 69,800円 | 108,800円 | 199,800円 | 298,800円 |
ステップ1利益目標 | 8% | 8% | 8% | 8% | 8% | 8% |
ステップ2利益目標 | 5% | 5% | 5% | 5% | 5% | 5% |
最低取引日数(各ステップ) | 3日 | 3日 | 3日 | 3日 | 3日 | 3日 |
1日の最大損失率 | -5% | -5% | -5% | -5% | -5% | -5% |
全体の最大損失率 | -10% | -10% | -10% | -10% | -10% | -10% |
利益配分率 | 80% | 80% | 80% | 80% | 80% | 80% |
スケーリング | 最大2,000万円 最大95% | 最大5,000万円 最大95% | 最大1億円 最大95% | 最大2億円 最大95% | 最大3億5,000万円 最大95% | 最大5億円 最大95% |
最も安価なクリスタルプランは、購入金額21,800円で200万円の初期資金が提供され、最高額のエメラルドプランは、購入金額298,800円で5,000万円もの初期資金を得られます。
各プランの初期資金を購入金額で割った値を「倍率」として比較すると、初期資金2,000万円が最も資金効率がよく、コスパの良いプランといえます。
プラン | 購入金額 | 初期資金 | 倍率 (初期資金÷購入金額) |
---|---|---|---|
クリスタル | 21,800円 | 200万円 | 91.7倍 |
パール | 39,800円 | 500万円 | 125.6倍 |
ルビー | 69,800円 | 1,000万円 | 143.2倍 |
サファイヤ | 108,800円 | 2,000万円 | 183.8倍 |
トパーズ | 199,800円 | 3,500万円 | 175.1倍 |
エメラルド | 298,800円 | 5,000万円 | 167.3倍 |
自身の資金力や取引経験に応じて無理のない範囲でプランを選び、初心者の場合は、まず低額のプランから始めるのが賢明でしょう。
経験豊富なトレーダーであれば、大きな資金提供を受けられるサファイヤ以上のプランを選び、より大きな利益を狙うと良いでしょう。
チャレンジプランのスケーリング
Fintokeiのチャレンジプランには、「スケーリング」と呼ばれる仕組みが用意されています。
スケーリングとは、一定の条件を満たすことで取引資金や利益分配率をアップできるシステムです。
チャレンジプランのスケーリングには8つのレベルがあり、レベルが上がるごとに取引資金と利益分配率が高くなります。
レベル | 利益配分 | クリスタル | パール | ルビー | サファイヤ | トパーズ | エメラルド |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初期資金 | 80% | 200万円 | 500万円 | 1,000万円 | 2,000万円 | 3,500万円 | 5,000万円 |
レベル1 | 80% | 250万円 | 625万円 | 1,250万円 | 2,500万円 | 4,375万円 | 6,250万円 |
レベル2 | 80% | 300万円 | 750万円 | 1,500万円 | 3,000万円 | 5,250万円 | 7,500万円 |
レベル3 ※ポートフォリオ管理会社との契約提供 | 85% | 400万円 | 1,000万円 | 2,000万円 | 4,000万円 | 7,000万円 | 1億円 |
レベル4 | 85% | 600万円 | 1,500万円 | 3,000万円 | 6,000万円 | 1億500万円 | 1億5,000万円 |
レベル5 | 90% | 800万円 | 2,000万円 | 4,000万円 | 8,000万円 | 1億4,000万円 | 2億円 |
レベル6 | 90% | 1,200万円 | 3,000万円 | 6,000万円 | 1億2,000万円 | 2億1,000万円 | 3億円 |
レベル7 | 95% | 1,600万円 | 4,000万円 | 8,000万円 | 1億6,000万円 | 2億8,000万円 | 4億円 |
レベル8 | 95% | 2,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | 2億円 | 3億5,000万円 | 5億円 |
例えば、レベル1では初期資金250万円〜6,250万円で利益分配率80%ですが、最高のレベル8では初期資金2,000万円〜5億円、利益分配率95%にまで上昇します。
スケーリングの条件は、利用プランの初期資金または最後のスケーリング時の初期資金から+10%の利益を達成し、かつプロトレーダー昇格時または最後のスケーリングから2ヶ月以上経過していることです。
継続して安定したパフォーマンスを出せるトレーダーは、スケーリングを活用することで、より大きな資金で取引できるようになり、さらに高い利益を得られる可能性が広がります。
チャレンジプランで稼ぐまでの流れ
まずはプランを購入
チャレンジプランを始めるには、以下の説明に従ってプランを購入する必要があります。
まずは、Fintokeiの公式サイトへアクセスします。
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公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/
※当業者は日本で金融商品取引業の登録を受けていないため、日本居住者は利用をお控えください
チャレンジプランから好みのプランを選び、【このプランで開始する】ボタンをクリックします。
まずは口座の設定を行います。
もし設定に迷ったら、口座の通貨は「JPY」、プラットフォームは「MetaTrader 5」を選ぶのがおすすめです。
続いて、自身の氏名、メールアドレス、電話番号、居住国、現住所を入力します。
基本的に各項目は英語表記(ローマ字表記)で入力するようにしましょう。
最後に、クーポンをお持ちの方は、クーポン欄に入力して【使用する】ボタンをクリックすると、割引が適用されます。
参加費の金額を確認したら、支払い方法を選び、【お支払い】ボタンをクリックします。
支払い方法は、クレジット・デビットカード、Apple Pay、仮想通貨などから選べるので、自身の使いやすい方法を選びましょう。
支払い情報を入力して【お支払い】ボタンをクリックすると、決済が行われます。
プランの購入が完了すると、トレード口座のログイン情報がメールで送られてきます。
口座ID・パスワード・取引サーバー名が書かれているので、それらの情報をもとに取引プラットフォーム(MT4・MT5・cTraderのいずれか)でログインしましょう。
STEP 1:利益目標+8%を達成
チャレンジプランの第一段階「STEP 1」は、利益目標+8%を達成することです。
例えば、初期資金1,000万円のルビープランの場合、80万円以上の利益を出す必要があります。
STEP 1の達成には最低3日間の取引が必要で、最大日数の制限はありません。
ただし、1日の最大損失率が5%を超えた時点、もしくは全体の損失率が10%を超えた時点で失格となり、トレードができなくなります。
STEP 2:利益目標+5%を達成
STEP 1を無事にクリアすると、次はSTEP 2に進みます。
STEP 2では、初期資金に対して5%の利益を出すことが目標となります。
例えば、初期資金1,000万円のルビープランの場合、50万円以上の利益を出す必要があります。
STEP 1と同様に、最低3日間の取引が必要ですが、最大日数の制限はありません。
STEP 2では、STEP 1の利益はリセットされ、再度別口座で初期資金からのスタートとなります。
STEP 1と比べて利益目標が低くなっているため、比較的達成しやすくなっていますが、1日の最大損失率が5%かつ全体の損失率が10%の失格条件は変わらないため、引き続き慎重なトレードが求められます。
STEP 3:プロトレーダーとして認定
STEP 1とSTEP 2をクリアすると、いよいよSTEP 3へ進みます。 STEP 3では、晴れてプロトレーダーとしての認定を受け、実際の資金で取引を始められます。
STEP 1と2では、いくらトレードで利益を得ても出金できませんでしたが、STEP 3のトレードで利益を得ると、その80%を自分の取り分として出金することができます。
STEP 3ではトレード開始から最短2週間で利益を出金でき、この段階でプランの購入金額がお祝い金として返金されます。
プロトレーダーとして認定された後も、1日の最大損失率が5%かつ全体の損失率が10%の失格条件は変わらないため注意が必要です。
チャレンジプランの失格条件
Fintokeiのチャレンジプランでは、「1日の最大損失率5%」と「全体の損失率10%」の2つの失格条件があります。
1日の最大損失率5%
Fintokeiのチャレンジプランには、1日の最大損失率5%という失格条件が設定されています。
これは、1日の取引で初期資金の5%以上の損失を出すと、即座に失格となる厳しいルールです。
損失率は、毎日のMT5時間0時(日本時間では夏時間で朝6時、冬時間で朝7時)の有効証拠金を基準に計算されます。
全体の損失率10%
もう一つの重要な失格条件が、全体の損失率10%です。
これは、取引開始時の初期資金に対して10%以上の損失を出すと失格となるルールです。
1日の最大損失率5%とは異なり、常に初期資金を基準に計算されます。
一時的に大きな利益を出していても、その後の損失で初期資金の90%を下回ると失格となります。
チャレンジプランの注意点
各ステップの最低取引日数は3日ずつ必要
Fintokeiのチャレンジプランでは、STEP 1とSTEP 2それぞれ最低3日間の取引日数が必要とされています。
ここでいう「取引日数」とは、少なくとも1つのポジションがオープンされた日を指します。
仮に運良く1日で大きな利益を出したとしても、残り2日でその利益を打ち消してしまってはクリアできないため、長期的に利益を残し続けられるトレード戦略が要となるでしょう。
30日に1回以上はトレードする必要がある
Fintokeiのチャレンジプランでは、30日間に少なくとも1回はトレードを行う必要があります。
30日間一度もトレードを行わないと、口座が凍結されてしまう可能性があるので、複数の口座を運用している場合は特に注意しましょう。
ただし、無理にトレードする必要はなく、良いトレードチャンスがない場面では、最小ロットで1回だけトレードを行うなどの対応も可能です。
1ロット$6の外付けの取引手数料がかかる
Fintokeiのトレード口座では、通常のスプレッドに加えて外付けの取引手数料が発生します。
取引手数料は1ロットあたり往復で$6となっていて、表示上のスプレッドに加えて、0.6pipsに相当する取引コストがかかる計算です。
特に、頻繁に取引を行うデイトレードやスキャルピングを行う場合は、手数料の影響が大きくなり、小さな利益を狙って頻繁に取引を行うと、手数料によって利益が相殺されてしまう可能性があります。
そのため、取引を行う際は、期待される利益が手数料を上回るかどうかを常に考慮する必要があります。
15秒以内のスキャルピングは禁止
Fintokeiのチャレンジプランでは、15秒以内のスキャルピングが禁止されています。
スキャルピングとは、非常に短い時間枠で頻繁に取引を行い、小さな価格変動から利益を得る取引手法です。
15秒以内のスキャルピングが累計取引量の10%以上を占めると、警告メールが送られます。
さらに、50%以上が15秒以内のスキャルピングだった場合、失格となる可能性があります。
この規則は、2024年5月6日以降に購入したプランに適用されます。
それ以前に購入したプランでは、30秒以内のスキャルピングが禁止されていました。
ただし、15秒以上のスキャルピングは制限なく行うことができ、偶然15秒以内に決済してしまった場合でも、即座に失格になることはありません。
トレーダーは、短期的な価格変動を狙うのではなく、より大きなトレンドや価格変動を捉えることが求められます。
マーチンゲール取引・ナンピンは条件付きで可能だが注意が必要
Fintokeiのチャレンジプランでは、マーチンゲール取引やナンピンと呼ばれる手法について、条件付きで許可されていますが、注意が必要です。
マーチンゲールとは、損失が出た場合に次の取引で掛け金を倍にして、連敗しても最後の一回だけ勝てればそれまでの損失分を取り戻せる手法です。
ナンピンとは、含み損を抱えた状態で追加で同じ方向のポジションを取ることで、その後の反転で一気にプラマイゼロやプラスへ持ち越そうとする手法です。
2024年5月6日以降に購入したプランでは、Fintokeiが提供するマーチンゲール判定計算機を基準に、マーチンゲール取引に該当するかどうかが判断されます。
マーチンゲールやナンピンは、短期的には損失を取り戻す可能性がありますが、一度の大きな損失で、それまでの利益を全て失う危険をはらんでいます。
最大レバレッジは100倍
Fintokeiのチャレンジプランでは、最大レバレッジが100倍に設定されています。
具体的には、FX通貨ペアと金銀の取引で最大100倍のレバレッジが適用されます。
一方、インデックス(株価指数)の取引では50倍、パラジウム、白金、天然ガス、原油などのエネルギー商品では20倍のレバレッジが適用されます。
100倍のレバレッジは、1万円の証拠金で100万円分の取引を行えることを意味し、小さな価格変動でも大きな利益を得られる可能性があります。
しかし、その反面で、レバレッジを高めすぎると一瞬でFintokeiの失格ラインに達してしまう危険性があるため、慎重な資金管理が必要です。
着実にトレードを続けるために、1回のトレードにおける最大損失を1%高くても2%程度に留めると良いでしょう。
複数口座の所有は可能だが総額6,000万円まで
Fintokeiのチャレンジプランでは、一人で複数の取引口座を所有できます。
ただし、全口座の初期資金の総額が6,000万円を超えないという制限が設けられています。
例えば、初期資金5,000万円のエメラルドプランを1口座+1,000万円のルビープランを1口座を所有した場合、初期資金の総額は6,000万円となり、制限内に収まります。
複数口座を所有することで、異なる取引戦略を同時に実行したり、リスクを分散させたりすることができます。
また、異なる通貨ペアや商品を取引する際に、専用の口座を設けることも可能です。
ただし、複数口座を管理する際は、それぞれの口座で30日に1回以上のトレードを行う必要があることに注意が必要です。
また、各口座の失格条件(1日の最大損失率5%、全体の損失率10%)も個別に適用されます。
複数口座の運用は、経験豊富なトレーダーにとっては有効な戦略となり得ますが、初心者の方はまず1つの口座に集中することをおすすめします。
EAの使用には一部制限がある
Fintokeiのチャレンジプランでは、MT4・MT5向けのEA(Expert Advisor)の使用が基本的に許可されていますが、一部制限があります。
まず、STEP 1・STEP 2の試験をクリアするためだけに作られたEAの使用は禁止されています。
また、取引プラットフォームとそのインフラの技術的欠陥を利用するEAも使用できません。
さらに、ティックスキャルピングやレイテンシーアービトラージ取引を行うEAも禁止されています。
EAを使用する場合は、上記の制限を遵守しつつ、Fintokeiの他の規則(15秒以内のスキャルピング禁止など)にも抵触しないよう注意が必要です。
EAを使うことで、24時間365日いつでも感情に左右されず取引を行えるというメリットがありますが、具体的にどのようなルールで動いているのかを理解したうえで、Fintokeiの規約に違反しない範囲で使うようにしましょう。
また、EAを使用する場合でも、その動作を定期的にチェックし、必要に応じて調整を行うことが重要です。
ブローカーはAxioryのデモ口座
Fintokeiのチャレンジプランでは、取引にAXIORYのデモ口座が使用されます。
AXIORYは大手海外FX会社であり、Fintokeiとパートナーシップを締結しています。
チャレンジプランの有料プランを購入すると、自動的にAXIORYのデモ口座情報がメールで送られてきます。
このメールに記載された口座情報を使って、MT4やMT5、cTraderなどの取引プラットフォームにログインします。
AXIORYの口座を既に持っているかどうかに関わらず、Fintokei用のデモ口座が自動的に作成されるため、別途AXIORYでの口座開設は不要です。
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