海外FXは高いレバレッジや入出金の遅さ、詐欺のリスクなどがあり、日本語対応が不十分な業者も存在し、初心者には特にリスクが高いです。
そこで、この記事では海外FXのデメリットや危険性について詳しく解説し、おすすめしない人やその理由について解説します。
これから海外FXを使おうか迷っている人やFX経験の浅い初心者は、ぜひこの記事を読んで、海外FXに潜む危険性を理解してください。
この記事は、日本居住者に対して海外所在業者での口座開設や利用等を促すものではなく、あくまでも海外所在業者に関する一般的な情報を発信するものです。日本居住者は、日本金融庁に無登録の海外所在業者を利用せず、日本の金融ライセンスを取得している業者を利用するようにしてください。
海外FXとは?
海外FXとは、日本国外に営業拠点を持つFX業者を指します。
Webサイトが日本語表示されていて、カスタマーサポートも日本語で受けられる業者もあり、一見すると国内業者と見分けがつかないこともありますが、営業拠点が日本にあるか海外にあるかで区別されます。
海外FX業者の多くは、日本の金融庁の認可を受けておらず、日本国内での営業を行うために必要な「金融商品取引業」の登録を行っていません。
日本の金融庁は、日本国内で金融ライセンスを取得していないにも関わらず、日本で営業を行っている業者を「無登録業者」と位置づけ、随時「警告」を行っています。
ただし、OANDAやDukascopy、ThinkMarketsのように、海外企業でありながら日本でも営業拠点を持ち、金融庁のライセンスも取得している業者もあり、それらは一般的に「国内FX」に分類されます。
海外FXのデメリット・危険な理由
海外FXはよく「おすすめしない」「危険」などと言われがちですが、具体的にどこが危険なのでしょう。
海外FXのデメリットや危険性は主に次のとおりです。
金融庁の認可を受けていない
海外FX業者は日本の金融庁の認可を受けておらず、日本で営業活動をすることが法律で禁止されています。
トレーダーが自主的に海外FXを利用するぶんには違法性はありませんが、海外FXを利用してトラブルが起きても、法的な保護を受けられません。
金融庁の認可を受けていない海外FX業者は、日本での営業活動が制限されているため、日本人向けのサービス提供が不十分になりがちです。
例えば、日本語でのサポート体制が貧弱だったり、日本の休日を考慮しないキャンペーン運営をしたりと、日本人ユーザーに対する配慮が足りないケースがよくあります。
また、金融庁の認可を受けていない海外FX業者の中には、悪質な業者も存在します。
例えば、顧客から預かった資金を適切に管理せず流用したり、サイトを突然閉鎖して逃亡したりするケースも報告されています。
このため、金融庁の認可がない海外FX業者には一定の危険性が伴うと言えます。
信託保全が義務化されていない
国内FX業者は金融庁の指導により、顧客の資金を信託銀行に預ける「信託保全」が義務付けられていて、万が一業者が破綻しても顧客資金が保全されます。
一方、海外FX業者にはこの義務がなく、信託保全を採用していない業者が大半を占めます。
信託保全がない海外FX業者は、基本的には業者内部での分別管理に頼っている状況です。
分別管理では業者の運転資金と顧客資金を別々に管理するため、ある程度の安全性は担保されますが、業者が倒産した場合でも全額補償される保証はなく、最悪の場合は取り戻せなくなります。
したがって、資金面での安全性を重視するなら国内FXを使うか、信託保全を採用している海外FX業者を選ぶことが望ましいでしょう。
詐欺の可能性がある
海外FX業者の中には、トレーダーに入金させた途端に連絡が取れなくなったり、資金を返還しない悪質な業者も存在します。
特に、設立から間もない業者や、過剰にボーナスを提供する業者には要注意です。
また、どの国のライセンスも一切取得していない業者や、オフィスが存在しない業者も詐欺の可能性が高いといえます。
また、SNS上でキラキラした生活をアピールして、悪質な業者へ誘導する手口も横行しています。
実際には稼げていないのに、成功体験を装って高額な情報商材やコースに誘導し、だまし取るケースが後を絶ちません。
海外FX業者に入金する前に、運営会社の信頼性や他のユーザーの口コミを確認することが重要不可欠です。
また、無料のデモ取引を活用して実際の取引環境を確認するのも有効な対策となります。
出金拒否のリスクがある
海外FX業者は日本の金融庁の管理下にないため、正当な理由もなく出金拒否や口座凍結を行うケースがあり、預けた資金や稼いだ利益を引き出せないリスクがあります。
出金拒否の背景には、業者の資金不足や違法行為の隠蔽があるケースが少なくありません。
出金の安全性を高めるには、しっかりと業者の実態を調べ、運営歴が長く実績のある大手業者を選ぶ、十分な口コミチェックをする等の対策が求められます。
また、そもそも海外FXでは少額の資金を元手にハイレバレッジでトレードできるため、預け入れる資金は必要最小限にとどめるのが無難です。
スプレッドが広い
海外FX業者は国内FX業者に比べ、売値と買値の差であるスプレッドが広く設定されていることが多く、利益を出しにくくなります。
スプレッドとは?
海外FXにおける「スプレッド」とは、通貨を売る価格(売値)と買う価格(買値)の差のことです。
例えば、USDJPY(米ドル/日本円)ペアの売値が140.000、買値が140.010の場合、スプレッドは1銭(1pips)となります。
スプレッドは、FX取引を行う際に必ず支払うことになる手数料のようなもので、スプレッドが大きいほど取引コストも大きくなります。
海外FXのスプレッドが広い主な理由は、価格決定に仲介業者が関与しない直通方式(NDD)を採用していることにあります。
NDDでは提携する金融機関からの配信価格に基づき売値・買値が自動的に設定されるため、業者が任意にスプレッドを縮小することができません。
その結果、国内FXのような業者に有利な固定スプレッドを実現できず、価格変動に応じたより広いスプレッドとなるのが通常です。
取引コストの面では明らかに国内FXが有利であるため、スプレッドの広さは海外FXの大きなデメリットといえます。
ハイレバレッジで大きく損することがある
海外FX業者は数百倍〜無制限のハイレバレッジを提供していて、短期間で大きな利益をあげやすい一方、一瞬で大損する危険性があります。
例えば、100倍のレバレッジをかけた状態では、持っているポジションの価格が1%動いただけで、元手が全て無くなります。
さらにレバレッジが高くなればなるほど、僅かな価格変動で証拠金が全損してしまう危険性がグンと高くなるのです。
このため、海外FXのハイレバレッジはある意味「毒」でもあり、扱いを誤ればたちまち大損失を被ることになりかねません。
レバレッジは可能な限り抑えめに設定し、慎重にポジションサイズを調整する必要があるでしょう。
たくさん稼ぐと税金が高い
海外FXの税率は国内FXよりも高く設定されています。所得額が多いほど税率が高くなる累進課税制なので、利益を大きくした場合は税金の負担も大きくなります。
具体的には、所得税は利益に応じて5〜45%、住民税は一律10%課税されます。
国内FXの税率は20.315%なのに対し、海外FXは最大で55%もの税負担となります。
年間の利益が300万円程度までであれば海外FXの方が税率は低くなりますが、それを超えると一気に税負担が増え、たくさん稼ぐほど海外FXのほうが税金が高くなります。
入出金に時間がかかることがある
海外FX業者もは国内業者に比べて入出金スピードが遅くなりがちです。
最近では、国内銀行からの振り込み、国内銀行への出金に対応している海外FX業者も増えてきましたが、国内業者のほうがスピーディーです。
また、入金確認も自動即時反映ではなく、手動処理のため遅延が発生するケースも少なくありません。
機動的な資金運用が必要なスキャルパーや自動売買ユーザーにとっては不利な条件であるといえます。
日本語対応がない場合がある
海外FX日本語対応業者も多いですが、一部は日本語対応しておらず、サポートも英語のみの場合があります。
日本語サポートが十分でないと、細かい取引ルールが理解しづらくなったり、システムの不具合発生時に適切な対応が得られなかったりする可能性が高くなります。
海外FXをおすすめしない人の特徴
次のような人には海外FXをおすすめできません。
FX未経験者
FXの知識が全くない初心者は、高いレバレッジで大きな損失を被るリスクが高いため、いきなり海外FXを使い始めるのはおすすめできません。
まずは、言語の心配がなく情報量の多い国内FXから使い始めて、ある程度FXの基礎知識が備わったら海外FXへ手を伸ばすという順番が最適です。
自己資金に対してどれくらいのポジションサイズが適切か、どこで損切りや利益確定をするべきかなど、基本的な知識無しに海外FXを使い始めると、過度に高いリスクをとってしまう危険性があります。
また、日を跨いでポジションを持ち越す際に発生する「スワップポイント」についても理解せず、無知のままハイレバレッジの海外FX取引を始めれば、スワップコストのみで持ちこたえられずに途中でロスカットされかねません。
国内FXの環境に慣れている人
国内FXの取引環境に長年慣れているベテラントレーダーは、海外FXの違いに戸惑うことがあるでしょう。
環境の違いを受け入れられない人には海外FXは向いていません。
例えば、取引ツールが国内FXなら各社独自のものであるのに対し、海外FXはMT4・MT5(MetaTrader)が主流です。
また、スプレッドも国内FXの原則固定スプレッドとは異なり、海外FX変動スプレッドが一般的で、流動性の低い日本時間早朝などは広がりやすくなります。
さらに、ゼロカットやボーナスといった国内FXには無い機能の活用法を学ばないと、海外FXのメリットを享受できないでしょう。
大きなリスクを取りたくない人
ハイリスク・ハイリターンを狙うより、確実に小さな利益を積み重ねたいというトレーダーや、多額の資金をコツコツ増やしたいトレーダーには、リスクの高い海外FXは向いていません。
海外FXの最大の魅力はハイレバレッジとハイリターンですが、その反面、損失リスクも非常に高く設定されています。
さらに、信託保全の有無といった資金管理面での安全性の違いも無視できません。
リスクを極力抑えたトレードスタイルや、保守的な資産運用を望むのであれば、信託保全があって最大レバレッジが低い国内FXが望ましいと言えるでしょう。
ただし、海外FXでも1ロットを1,000通貨として取引できる「マイクロ口座」を使えば、少額から損失リスクを抑えて取引することもできます。
もし初心者が海外FXを使い始めるなら、まずはマイクロ口座を選ぶとよいでしょう。
また、年利数%の安定した資産運用をお考えの方は、「安定資産運用ガイド」で紹介されているような、FX以外の資産運用についても視野にいれるべきでしょう。
細かい税金の計算が苦手な人
海外FXは国内FXとは異なる累進課税制なので、税金計算が面倒に感じる人にはおすすめできません。
国内FXの税率は一律20.315%と単純明快なのに対し、海外FXは税率が所得に応じて税率が変わり、年間の利益(所得)に応じて5%〜45%の所得税、住民税として10%(市区町村民税6%+都道府県民税4%)が課税され、最大で55%ほどの税金がかかります。
さらに、国内FXなら3年間可能の損失繰越が認められますが、海外FXでは損失の繰越控除が認められないため、利益を得た年はしっかり納税資金を確保しておかなければなりません。
国内FXにはない海外FXのメリット
危険性が多い海外FXですが、一方で海外FXならではのメリットもたくさん存在します。
事実、これから挙げる様々なメリットを享受すべく、多くのトレーダーが海外FXを使っているのも事実です。
ハイレバレッジで少額から取引できる
海外FXは最大で数百倍や数千倍のハイレバレッジを提供しているので、少額の資金でも大きなポジションを取引できるのが魅力です。
レバレッジはハイリスク・ハイリターンの諸刃の剣ですが、上手く利用すれば少額を元手を大きく膨らませる事ができます。
例えば、元手として10万円でUSDJPY(米ドル/日本円)ペアを取引する場合、レバレッジ25倍の国内口座だと約16,000通貨までしか取引できませんが、レバレッジ1,000倍のXMTradingならフルレバで約66万通貨までポジションを持てます。
ゼロカットシステムで追証がない
海外FXではゼロカットシステムを採用しているため、証拠金以上の損失が出た場合でも追証(追加証拠金)を求められることはありません。
損失は証拠金の範囲内で収まるので、絶対に借金を背負う心配がないのがメリットです。
国内FXにはこのゼロカットシステムがないため、証拠金以上の損失が出ると追証の支払いを強いられますが、海外FXならゼロカットによってこのリスクを回避できます。
ボーナスが豪華
海外FXでは新規口座開設ボーナスや入金ボーナスなど、国内FXにはない豪華なキャンペーンが用意されています。
ボーナスを活用すれば無料でFXが体験できたり、取引資金を増やすことができます。
特に、資金が少ないうちは、口座開設ボーナスを提供している業者から口座開設して、その後に入金ボーナス等のお得な入金キャンペーンを活用して、本格的な取引を開始するのが無難でしょう。
MT4・MT5など高性能取引ツールが使える
海外FXでは高機能な取引ツール「MetaTrader」(MT4・MT5)を利用でき、様々な分析ツールやインジケータが使用できます。
さらに、MT4・MT5はEA(エキスパートアドバイザー)による自動売買が可能で、システムトレーダーにも人気の取引プラットフォームです。
MetaTraderの他にも、一部ではありますがcTraderやTradingViewなどモダンなプラットフォームに対応している業者もあり、国内業者が用意している独自ツールよりも高度な分析・取引ができます。
取引の透明性が高い
海外FXは独自の取引価格を提示するNDD方式を採用しているため、注文から約定までのプロセスが透明性が高く、価格の操作を受けにくいというメリットがあります。
国内FXは、業者が顧客の注文を呑んで市場へ流さないDD方式のため、海外FXのNDD方式に比べて透明性が低いことが度々問題視されています。
FXにおけるDD方式とNDD方式の違いについては、DD方式とNDD方式(STP・ECN)の違いをお読みください。
スキャルピングがしやすい
海外FXでは、一日のうちに細かい取引を繰り返す「スキャルピング」が比較的容易に行えます。
国内FXは、顧客の注文を呑むDD方式を採用している特性上、スキャルピングで稼ぎすぎているトレーダーを排除したがる傾向があり、実際に口座凍結されたトレーダーも大勢います。
NDD方式を採用している海外FX業者であれば、顧客が取引するほど単純に業者側の利益も多くなるため、スキャルピングを公認している業者が多いです。
自動売買・コピートレードが使いやすい
海外FXではEA(エキスパートアドバイザー)を使った自動売買が盛んに利用されていて、世界中のトレーダーやプログラマーによって様々なEAが開発されています。
また、業者によってはコピートレードサービスを提供していて、他の優秀なトレーダーの取引をそのまま自分の口座へコピーして、フォローしたトレーダー成績が良ければ完全放置で利益を得られます。
国内FXでは法律の都合上、コピートレードを提供することが難しいため、海外FXならではの強みといえるでしょう。
様々な通貨ペア・CFDを取引できる
海外FXでは主要通貨ペアだけでなく、マイナー通貨や新興国通貨も含めた幅広い通貨ペアを扱っています。
また、貴金属や原油、株式指数、個別株、さらには仮想通貨などをCFD商品として扱っていて、しかも口座一つ作るだけでFX通貨ペアからCFDまで幅広くトレードできます。
国内FXは限定的な通貨ペアしか扱えませんが、海外FXなら様々な市場へアクセスでき、トレードチャンスが増えるというメリットがあります。
複数の口座を使える
国内FXでは、1人あたり1つの口座しか持てませんが、海外FXなら同じ業者内で複数の口座を開設して運用することができます。
例えば、銘柄ごとに口座を分けたり、EA取引の専用口座を作ったりでき、口座を分散することでリスクを軽減にもつながります。
利益が少なければ国内よりも税金が安い
海外FXは国内FXの一律20%課税に対し、利益に応じた累進課税制なので、利益額が少ないうち、具体的には年間300万円程度までであれば、海外FXのほうが税負担を軽減できます。
ただし、各々の収入状況によって税金は大きく異なるため、自分で調べたり、税務の専門科に相談しておくことが大切です。
安心して使える海外FXの見つけ方
海外FXは営業している国によって規制が大きく異なり、信頼性やサービス内容も千差万別です。
では、安心して使える業者をどのように見つければ良いのでしょうか。
安心して使える海外FX業者の見つけ方を、具体的に8つ紹介します。
信頼できる金融ライセンスを持っている
安全な海外FX業者を見つけるには、業者が所持している金融ライセンスを確認することが重要です。
英国FCA、キプロスCySEC、オーストラリアASICなど審査基準の高いライセンスを持つ業者であれば、一定の信頼性があるといえます。
一方で、ライセンスを一切取得していない業者も存在し、そういった業者はある日いきなり倒産したり資金を持ち逃げする危険性があります。
信託保全や資金保護制度がある
信託保全制度や補償制度を導入している海外FX業者を選ぶことで、業者の倒産時にも資金が保全される、安心して使うことができます。
海外FX業者の多くは信託保全を導入していませんが、AXIORYは珍しく完全信託保全を導入していて、預けた証拠金は全額保護されます。
また、XMTradingやExnessでは信託保全こそ導入していないものの、万が一のための保険に加入しているため、安全性が高いといえます。
運営実績が長い
十分な運営実績がある大手海外FX業者、具体的には10年以上運営されている業者を選ぶことで、少なくとも新興の詐欺業者に騙される可能性を排除できます。
実務経験の長い業者であれば、システム面や資金管理面でのノウハウも蓄積されているはずで、安定した運営ができているかがカギとなります。
日本語サポートが充実している
海外FXでも日本人スタッフが在籍していたり、チャット・電話で日本語サポートを得られる業者を選ぶことで、英語をほぼ必要とせず使うことができます。
日本語対応が不十分だと、口座開設やマイページがわかりにくかったり、満足いくカスタマーサポートを受けられないことがあるので、日本語サポートは重要なポイントといえるでしょう。
口コミが良く、出金トラブルが少ない
実際の利用者の口コミは、業者の安全性を判断する上で重要なポイントです。
各種口コミサイトやSNS上でユーザーの口コミを探し、評判が良くて出金トラブルの報告が少ない業者を選択しましょう。
利用者数が多い
メジャーな業者が安全でマイナーな業者が危険と一概に決めつけることはできませんが、利用者数の多い業者はスタッフの人員も多いため、入出金やサポート対応がスムーズに行われる傾向が強いです。
また、利用者数と口コミの数は比例しているため、ネット上でリアルな口コミを集められるのもメジャーな業者の強みです。
特に、メインで使う業者を探す際は、利用者数が多くて知名度の高い業者をピックアップすると良いでしょう。
多額の出金実績がある
数千万円・億単位の出金実績がある業者を選ぶことで、大きな利益が出た際にスピーディー出金することができ、万が一の出金トラブルの際も迅速な対応が期待できそうです。
具体的には、XMTrading、Exness、AXIORYは多額の出金実績があり、着金するまでのスピードにも定評があります。
オフィスが実在している
海外FX業者は、タックスヘイブンに住所だけ置いているペーパーカンパニーが目立ちますが、大手業者ともなればオフィスが実在しています。
信頼性の観点からすれば、実際のオフィスが存在している海外FX業者を選ぶのがベターです。
ネット上には海外FX業者の現地訪問などが投稿されているので、それらも参考にすると良いでしょう。
安心安全なおすすめ海外FX業者
以上の点を踏まえ、信頼性が高くユーザーからの評価も高い、安心安全な海外FX業者を5社ピックアップしました。
また、当サイトでは海外FXおすすめ比較ランキングTOP20を毎月更新しているので、ぜひこちらもあわせて参考にしてください。
XMTrading
XMTradingは昔から日本人向けのサポートが充実していて、日本語サポートの質の高さから、日本人にはとても馴染みやすい海外FX業者といえます。
口座開設が簡単で、口座開設ボーナスや入金ボーナスなどが用意されており、手軽さとお得感から初心者トレーダーを中心に人気を集めている印象です。
57種類ものFX通貨ペアのほか、貴金属、指数、コモディティ、仮想通貨、世界中の個別株まで扱っており、取引口座を1つ作るだけで幅広い商品をトレードできるのはXMTradingならではのメリットといえます。
定番の口座タイプは「スタンダード口座」ですが、多種多彩なボーナスを貰えるかわりに全体的にスプレッドが広いため、スプレッドの狭さを追求するなら「KIWAMI極口座」を選ぶと良いでしょう。
XMTradingの詳細スペック
公式Webサイト | https://www.xmtrading.com/jp/ |
設立 | 2009年 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | スタンダード・マイクロ口座:1.6pips〜 KIWAMI極口座:0.7pips〜 Zero口座:0.1pips〜 |
取引手数料 | スタンダード・マイクロ・KIWAMI極口座:無料 Zero口座:$10/1lot |
ロスカットレベル | 20% |
取り扱い銘柄 | FX・仮想通貨・貴金属・エネルギー・コモディティ・指数 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
法人口座 | × |
ボーナス | ◯ |
AXIORY
AXIORYはクリーンでフェアなNDD方式を貫いていて、トレーダーにとって有利な省スプレッドが強みです。
どの口座タイプを選んでも狭いスプレッドで取引でき、東京の取引サーバーで注文を裁いているため約定が速く、しかも取引制限がありません。
また、MetaTraderよりも高機能・高速といわれる「cTrader」というプラットフォームに対応した数少ない業者で、中・上級者に人気なのも頷けます。
海外FXとしては珍しく完全信託保全を導入しているため、万が一AXIORYが倒産しても、預けた資金は確実に返還されるので安心です。
AXIORYの詳細スペック
公式Webサイト | https://www.axiory.com/jp |
設立 | 2007年 |
最大レバレッジ | 2,000倍 |
スプレッド | ナノ・テラ口座:0.2pips〜 スタンダード口座・マックス口座:1.3pips〜 |
取引手数料 | スタンダード口座・マックス口座:無料 ナノ・テラ口座:$6/1ロット |
ロスカットレベル | 20%(マックス口座のみ0%) |
取り扱い銘柄 | FX・貴金属・エネルギー・株式・指数 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5・cTrader |
法人口座 | ◯ |
ボーナス | △ |
Exness
Exnessは、ハイレバレッジが魅力といわれる海外FX業者のなかでも特に高いレバレッジを提供していて、デフォルトの状態でも最大2,000倍、特定の条件をクリアすれば無制限(21億倍)レバレッジを利用可能です。
また、ロスカットレベルが0%で口座残高が無くなるまで含み損に耐えられるほか、人気の銘柄はスワップフリーで取引できるなど、トレーダーにとってとても有利な環境が整っています。
たった$1から入金できるスタンダード口座と、最低入金額$1,000〜でスプレッドが狭いプロ向け口座が用意されていて、初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズに応えます。
Exnessの詳細スペック
公式Webサイト | https://www.exness.com/ja/ |
設立 | 2008年 |
最大レバレッジ | 最大2,000倍・最大21億倍 |
スプレッド | スタンダード口座:1.0pips〜 プロ口座:0.7pips〜 ロースプレッド・ゼロ口座:0.0pips〜 |
取引手数料 | スタンダード・プロ口座:無料 ロースプレッド:$7/1lot ゼロ口座:$7/1lot〜 |
ロスカットレベル | 0% |
取り扱い銘柄 | FX・仮想通貨・貴金属・エネルギー・株式・指数 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
法人口座 | ◯ |
ボーナス | × |
Axi
Axiはオーストラリアに本社を構える業者で、2007年から営業している老舗ということもあり、世界各国のトレーダーに利用されています。
2022年8月に日本人受け入れを始めたばっかりで、まだまだ日本での知名度は低いものの、優れた口座スペックを武器に徐々に人気を集めつつある注目業者です。
全面的にA-book方式を採用することで高い透明性を確保しているほか、業界トップレベルの低スプレッドを提供しているため、FX上級者を中心に好まれています。
Axiの詳細スペック
公式Webサイト | https://www.axi.com/asiapartners |
設立 | 2007年 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | スタンダード口座:1.3pips〜 プレミアム・エリート口座:0.2pips〜 |
取引手数料 | スタンダード口座:無料 プレミアム口座:$7/1lot エリート口座:$3.5/1lot |
ロスカットレベル | 20% |
取り扱い銘柄 | FX・貴金属・エネルギー・株式・コモディティ・指数 |
取引プラットフォーム | MT4 |
法人口座 | ◯ |
ボーナス | × |
iFOREX
iFOREXは、1996年から運営されている老舗ブローカーで、海外FXブームを起こした火付け役ともいえる存在です。
最近のブローカーに比べると平凡な印象を受けてしまいますが、取引銘柄が多くてスプレッドが安定しているため、根強いファンがついています。
取引プラットフォームは、iFOREX独自のWebツールのみで、業界標準のMetaTraderに一切対応していない点には注意しましょう。
iFOREXの詳細スペック
公式Webサイト | https://www.iforex.jpn.com |
設立 | 1996年 |
最大レバレッジ | 400倍 |
スプレッド | 0.8pips〜 |
取引手数料 | 無料 |
ロスカットレベル | 0% |
取り扱い銘柄 | FX・仮想通貨・貴金属・エネルギー・コモディティ・株式・指数 |
取引プラットフォーム | Web取引(FXnet Trader) |
法人口座 | ◯ |
ボーナス | ◯ |
使わないほうが良い危険な海外FX業者
逆に、信頼性や評価が低く、使わない方が良い危険な海外FX業者も紹介します。
FX Fair
FX Fairでは現在大幅な出金遅延が起きているほか、分割出金を行っている方針を発表していることから、資金難であることが伺えます。
また、提携している収納代行業者の銀行口座が凍結されたり、MT4の提供元であるMetaQuotes社からライセンスを剥奪されるなど、不穏な動きが続いています。
これからの新規登録は非常に危険と言わざるを得ません。
Axon Markets
Axon Marketsは2023年にできたばかりの新興ブローカーで、まだ利用者は少なく、ネット上での口コミやレビューもほとんど見つかりません。
また、2023年5月31日にサービス停止した「GEMFOREX」と運営母体が同じとの疑惑が浮上しており、当サイトとしては非推奨の業者に位置づけました。
GEMFOREXは、2022年末頃から大規模な出金トラブル起こし、問題が解決されることなくサービス停止した悪質な業者です。
InstaForex
InstaForexはボーナスを常時実施しており、主に初心者をターゲットとしている業者です。
設立からしばらくは良い口コミが多かったものの、2019年ごろから出金トラブルが相次いで報告され、現在も悪評のほうが圧倒的に目立ちます。
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