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スキャルピングにおすすめの海外FX口座8選|スキャルNG業者や注意点も解説

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海外FXでスキャルピング(短期売買)を行う際は、業者選びがとても大切です。

取引環境の劣っている業者を選んでしまうと、無駄なコストを払ってしまったり、肝心なタイミングで注文が通らなかったりと、快適にトレードができません。

この記事では、スキャルピングに適した海外FX口座を8つと、逆にスキャルピングに適していない海外FX業者についても紹介します。

また、海外FXでスキャルピング口座を選ぶ際のポイントや、海外FXでスキャルピングをするメリット・デメリット・注意点についても詳しく解説します。

「とりあえずおすすめの海外FX業者が知りたい」という人は、まず最初に海外FXおすすめ比較ランキングTOP10をチェックしてみると良いでしょう。

この記事の目次

スキャルピングに適した海外FX口座8選

スクロールできます
口座名レバレッジスプレッド取引手数料ロスカット水準最低入金額プラットフォームボーナス詳細記事
Axi プレミアム口座最大1,000倍0.2 pips〜1ロット$720%$500MT4Axiの評判
ThreeTrader Rawゼロ口座最大1,000倍0.1 pips〜1ロット$420%10万円MT4ThreeTraderの評判
AXIORY ナノ口座・テラ口座最大1,000倍0.2 pips〜1ロット$620%2万円MT4/MT5/cTraderAXIORYの評判
Exness ロースプレッド口座無制限0.0 pips〜1ロット$70%$1,000MT4/MT5Exnessの評判
XMTrading KIWAMI極口座最大1,000倍0.7 pips〜20%MT4/MT5XMTrading(XM)の評判
Titan FX ブレード口座最大500倍0.2 pips〜1ロット$720%2万円MT4/MT5Titan FXの評判
IC Markets Raw口座最大1,000倍0.0 pips〜1ロット$650%$200MT4/MT5/cTraderIC Marketsの評判
XS.com プロ向け口座最大500倍0.1 pips〜1ロット$720%MT4/MT5XS.comの評判

Axi プレミアム口座

Axi公式サイト

Axiはスキャルピングに適した取引環境が強みのFX業者です。

最大の魅力は、最大1,000倍のハイレバレッジと、メジャー通貨ペアで0.2pips前後の極めて狭いスプレッドを実現している点です。

すべての取引を完全A-book(ノンディーリングデスク)方式で裁いており、顧客の注文が直接インターバンク市場に流れるため、約定力と透明性が非常に高いのもスキャルピングに適しています。

Axiの口座タイプはスタンダード・プレミアム・エリートの3段階で、中間グレードのプレミアムは省コストでありながら最低入金額は$500と比較的安価で、ハイスペックと手軽さを兼ね備えています。

プレミアム口座は、取引手数料は1ロットあたり$7とやや高めですが、トータルコストでは業界最安水準を実現。最低入金額も$500と手頃で、中級者向けの口座として人気があります。

注意点として、経済指標発表前後や週末前にはレバレッジが制限される場合があります。

また、ボーナス等のキャンペーンは少ないため、純粋な取引環境を重視する方に向いています。

ThreeTrader Rawゼロ口座

ThreeTrader公式サイト

ThreeTraderは新興業者ながら、スキャルピングに特化した口座設計が特徴で、日本人でも愛用者が続々と増えています。

Rawゼロ口座は業界最安水準の0.1pipsという極狭スプレッド、さらに1ロットあたりの取引手数料もわずか$4と破格の安さを実現しています。

最大レバレッジ1,000倍に加え、全銘柄でストップレベルがゼロなため、狙ったポイントでピンポイントの取引が可能です。

ThreeTraderの口座タイプはPureスプレッド口座とRawゼロ口座の2種類で、どちらの口座でもNDD方式(ノンディーリングデスク)を採用しており、約定拒否やリクオートがほとんど発生しません。

また、取引に関する制限がないため、裁量のスキャルピングだけでなくスキャル系EAも安心して使えます。

さらに取引量に応じたキャッシュバックプログラムがあり、頻繁な取引を行うスキャルパーには嬉しい特典となっています。

ただし、最低入金額が10万円とやや高めに設定されているのが難点です。

また、新興業者のため運営実績はまだ浅く、情報も限られているため、そのリスクを考慮する必要があります。

AXIORY ナノ口座・テラ口座

AXIORY公式サイト

AXIORYのナノ口座とテラ口座は、スキャルピングに特化した設計が特徴的です。

両口座とも0.2pipsという狭いスプレッドと、ECN方式による高い約定力を備えており、1ロットあたりの取引手数料も$6と比較的安価です。

最大レバレッジは従来の400倍から1,000倍へ引き上げられており、ハイレバトレーダーのニーズにも応えています。

また、スキャルピング向きの取引ルール「cTrader」に対応しているため、ストレスフリーでスキャルピングを楽しめます。

ボーナスキャンペーンは不定期開催で、常時提供されているわけではありませんが、年に数回行われる入金ボーナスはかなりお得です。

Exness ロースプレッド口座

Exness公式サイト

Exnessのロースプレッド口座も、スキャルピングに特化したスペックとなっています。

Exness最大の特徴は、条件を満たせば実質21億倍という事実上無制限のレバレッジを利用できる点で、海外FXとしてはこれ以上ないハイレバレッジを誇ります。

さらに、ロスカット水準が0%に設定されているため、証拠金残高がゼロになるまでポジションを維持できます。

約定力も非常に高く、リクオートや約定拒否も少ないため、本格的なスキャルピングに適しています。

「ロースプレッド」を謳うだけあり、スプレッドは0.0pipsからと極めて狭く、1ロット$7の手数料を含めても取引コストは業界最安水準です。

注意点として、最低入金額が$1,000(約15万円)とやや高めなことが挙げられ、さらに、口座残高に応じてレバレッジが段階的に制限される仕組みがあります。

XMTrading KIWAMI極口座

XMTrading公式サイト

XMTrading(XM)KIWAMI極口座は、スキャルピング向けに新設された画期的な口座です。

最大の特徴は、取引手数料が完全無料でありながら、0.7pips〜という狭いスプレッドを実現している点で、手数料を気にすることなく低スプレッドを享受できます。

約定力も非常に高く、公式発表では「全取引の99.35%が1秒以内に執行」「執行率100%」を実現しています。

さらに、メジャー通貨ペアとゴールドの主要な通貨ペアはスワップフリーで取引できるため、スキャルピングのみならず長期トレーダーにも嬉しい口座となっています。

また、低コスト口座としては珍しく、新規ユーザーの方は口座開設ボーナス13,000円を貰えるので、入金不要でボーナスだけを元手にトレードを始められます。(トレードで得た利益は出金可能)

日本語サポートが充実しているのもXMTradingの魅力で、日本人スタッフが複数名在籍しており、チャットやメールを通じて丁寧なサポートを受けられるため、初心者でも安心して取引を始められます。

Titan FX ブレード口座

Titan FX公式サイト

Titan FXのブレード口座は、世界最高峰のEQUINIX社のサーバーを使用することで、極めて安定した取引環境を提供しています。

最大レバレッジは500倍とやや控えめですが、他社では一般的な口座残高によるレバレッジ制限が一切なく、どれだけ取引量が増えても一定のレバレッジを維持できます。

スプレッドは0.2pipsからと狭く、1ロット$7の取引手数料を含めても、トータルコストを抑えることができます。

特に、ゴールドのスプレッドが狭いことでも知られており、貴金属のスキャルピングに適しています。

IC Markets Raw口座

IC Markets公式サイト

IC MarketsのRaw口座は、約定力と取引の透明性が非常に高く、本格的なスキャルピングを行うトレーダーに理想的な環境を提供しています。

最小0.0pipsという極めて狭いスプレッドと、1ロット$6という安い手数料設定により、コストを抑えてスキャルピングができます。

最大レバレッジは1,000倍で、口座残高やポジション量による制限がないため、大口取引にも適しています。

また、取引に関する制限が極めて少なく、他社では禁止されがちな複数口座間の両建てや、他業者との併用も許可されています。

AXIORY同様に「cTrader」にも対応しているのも、プロトレーダーから愛される理由の一つです。

注意点として、ロスカット水準が50%と比較的高めに設定されています。

また、一時は日本人の受け入れを取りやめていて、2022年に再開したばっかりという状況なので、日本語サポートの返答が遅いこともデメリットとして挙げられます。

XS.com プロ向け口座

XS.com公式サイト

XS.comは、全体的にスプレッドが低く、優れた取引条件を提供するスペック重視のブローカーです。

大手海外FX業者Exnessの元CEOをはじめとする運営陣が在籍しており、2023年から本格的にサービスを提供し始め、現在は日本語ウェブサイトも開設されています。

また、ライセンスはキプロスのCySECなど、信頼性の高い規制当局から取得しており、資金の安全性も確保されています。

XS.comの口座タイプは、一般向け口座・プロ向け口座・パートナー対象口座の3つに区分されていて、プロ向け口座は取引コストがかなり低く抑えられています。

スキャルピングに向かない海外FX

iFOREX:スキャルピングは規約違反

iFOREXは、ロスカット水準が0%で残高増加によるレバレッジ制限が存在しないので、ハイレバ取引に用いられることが多い業者です。

ただし、スキャルピング(具体的には1日10回以上)は規約違反となるため、利用の際はご注意ください。

IS6FX:10ロット以上の取引は事前連絡が必要

IS6FXはスキャルピングに対する制限は設けていませんが、10ロット以上の取引をするにはカスタマーサポートへ事前連絡をする必要があります。

事前通告なく大口取引をすると、口座凍結や利益没収などのペナルティが科せられる可能性があります。

FBS:スプレッドが広い

FBSは最大3,000倍の超ハイレバレッジで取引できる業者ですが、スプレッドがかなり広く、スキャルピングには極めて不利です。

海外FXでスキャルピング口座を選ぶ際のポイント

海外FXでスキャルピング取引を行う際には、口座を選ぶ上でいくつかのポイントを確認する必要があります。

ここでは、海外FX口座を選ぶ際に重要な7つのポイントを解説します。

スキャルピングが禁止されていないこと

まず最初に確認すべきは、使おうとする海外FX会社がスキャルピング取引を禁止していないかどうかです。

ほとんどの海外FX会社はスキャルピング取引を許可していますが、中には禁止しているところもあります。

例えばiFOREXでは、利用規約の中でスキャルピング取引を明確に禁止しています。

スキャルピング取引が禁止されていることを知らないまま取引してしまうと、口座凍結や出金拒否などのペナルティを受ける可能性があるため、必ず事前に確認する必要があります。

スプレッドが狭く取引手数料が安いこと

次に大切なのが、スプレッドの狭さと取引手数料の安さです。

スキャルピングは短時間で頻繁に売買を繰り返す取引ですから、スプレッドが広いと取引コストが大きく取り食われてしまいます。

可能な限りスプレッドの狭い口座を選ぶことが望ましく、なおかつ外付けの取引手数料が安いか取引手数料無料の口座がおすすめです。

例えば、ThreeTraderやExnessなどの口座はスプレッドが狭く取引手数料も安いため、コストを抑えるうえでは非常に有利といえます。

スリッページが起きにくいこと

スリッページとは、注文時の価格と実際の約定価格がずれてしまうことを指します。

特に経済指標発表後など流動性が高まるタイミングでは起きやすくなりますが、スリッページが頻繁に発生すると不意の損失が発生し、結果としてトータルの利益率が悪くなることがあります。

したがって、スリッページが起きにくい口座を選ぶことも重要です。

EQUINIXなどの高性能サーバーを利用しているか、公表されている約定率が高いかを確認すると良いでしょう。

最大レバレッジが高いこと

スキャルピングでは1回あたりの値幅は小さめですが、頻繁に売買を繰り返します。

そのため、最大レバレッジが高ければ証拠金あたりの取引額を大きくすることができ、レバレッジを高めることで利益率も高くなります。

レバレッジの高さを追求する人は、ExnessやXMTrading(XM)など、最大レバレッジが1000倍以上といった高レバレッジ口座の利用がおすすめです。

ゼロカットシステムを採用していること

ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになった際に自動的にポジションを決済し、残高をゼロ円にリセットするシステムです。

海外FXではほとんどの会社がゼロカットを採用していますが、国内FXでは追証が生じた際に顧客が支払わなくてはならず、手持ち資金を超える損失が生じる危険性があります。

高いレバレッジをかけて何度も取引するスキャルピングでは、ゼロカットシステムの存在が非常に重要で、万が一大きく損したとしても借金を背負う危険性がありません。

ロスカット水準が低いこと

ロスカット水準とは、含み損の大きさに応じて自動決済されるラインのことを指し、低ければ低いほど含み損に対する許容度が大きくなります。

例えば、ロスカット水準が100%の業者では証拠金維持率が100%を切ると強制ロスカットが発動しますが、20%の業者なら証拠金維持率20%まで耐えることができます。

ロスカット水準の低い口座を選ぶことで、ある程度の含み損にも耐えることができ、その後のプラスへ転じるチャンスを捉えやすくなります。

ストップレベルが狭いこと

ストップレベルとは、現在価格から指値や逆指値注文を出せる範囲のことを指します。

スキャルピングでは少しの値幅を繰り返し狙いますが、ストップレベルが広すぎると注文幅が制限されて、現在値の近辺に指値・逆指値を置けず、とても不利になります。

したがって、ストップレベルが狭い、あるいは0で全く制限がない口座が望ましいといえます

この記事でおすすめした業者は全てストップレベルが0の口座を提供しているため、スキャルピングにとても有利となっています。

海外FXでスキャルピングをするメリット

海外FX業者でスキャルピングをすると、具体的にどのようなメリットがあるのかを解説します。

スキャルピングを公認している業者が多い

国内のFX業者は、スキャルピングを禁止事項としている、もしくは快く歓迎していない業者が目立ちます。

そういった業者の大半は、顧客と業者側の利益が相反するDD方式をとっているため、スキャルピングで稼ぐトレーダーを締め出そうとする傾向が強いのが現状です。

一方、海外FX業者のほとんどがスキャルピングを公式に認めており、スキャルピング公認業者を使えば口座凍結や利益没収などのペナルティを受ける心配がありません。

中でも、高速売買に特化しているAxiやThreeTraderは、スキャルピングを前提とした最適な取引環境を提供していて、取引に関する制限がほとんど存在しないため、プロトレーダーからも高い支持を得ています。

ハイレバスキャルピングができる

日本国内のFX業者は、法規制によってレバレッジが25倍までに抑えられていますが、日本の法規制を受けない海外FXは500倍・1,000倍が普通で、Exnessのように無制限の業者もあります。

こうした業者を選べば、少ない手持ち資金に対して非常に大きなポジションを取ることができ、勝ちトレードを繰り返せばあっという間に大きな利益を得られます。

例えば、最大レバレッジ25倍の国内業者では1万円の資金に対して25万円分のポジションしか取れませんが、最大レバレッジ1,000倍のXMTrading(XM)なら1,000万円分の取引が可能です。

上記の条件でUSDJPY(米ドル/日本円)をトレードして10pips(10銭)を獲ったと仮定すると、レバレッジ25倍では約170円の利益しか得られませんが、レバレッジ1,000倍なら約7,100円の利益となります。(1ドル=140円の場合のシミュレーション)

頻繁に小さな利益を積み重ねるスキャルピングは、高レバレッジと相性が良く、このメリットを享受できるのが海外FXなのです。

ゼロカットシステム採用で追証がない

急激な相場変動で口座残高がマイナスに転じても、海外FXは損失をゼロに戻してくれるゼロカットシステムを採用しています。

先述したとおり、海外FXは最大レバレッジがとても高いため、口座へ預ける資金は最小限で済みます。

そのため、万が一ゼロカットによって口座資金を全て無くしてしまっても、そもそも預けている資金が少なければ大損することもないので、スキャルピングをするにはうってつけの環境です。

ゼロカットシステムあるからこそ、手軽にハイリスク・ハイリターンなスキャルピング取引に挑戦できるのです。

ボーナスを使ってスキャルピングができる

海外FX業者によっては、口座開設時や入金時に数万円〜数十万円単位のボーナスが貰えることがあり、これらのボーナスは取引に使えます。

例えば、XMTrading(XM)では口座開設時に13,000円のボーナス、入金時に入金額に対する最大100%のボーナスを提供していて、自己資金ゼロもしくは少額からでも大きな取引ができます。

受け取ったボーナスそのものを現金化することはできませんが、ボーナスを使ってトレードして得た利益は全額自分のものになるので、まさにノーリスクでハイリターンを狙える方法です。

EAで取引もできる

MetaTrader(MT4・MT5)で使えるEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれる自動売買システムを利用すれば、予め設定したロジックに基づき売買のタイミングを判断して注文を出してくれます。

熟練のスキャルパーが長年培ったノウハウをもとに開発されたEAも多数公開されており、優秀なEAを手に入れて運用できれば、EAが勝手に利益を積み上げてくれるでしょう。

ただし、それぞれのEAの仕組みや特性をよく知らないまま運用してしまうと、ある日いきなり大きな含み損を出してしまったり、含み損ポジションが増え続ける危険性もあります。

また、SNS上で「EAで楽に稼げます」などの謳い文句とともに、利益画像を載せているユーザーも見かけますが、実際には改ざん画像で詐欺である場合も多いです。

海外FXでスキャルピングをするデメリット

海外FXでスキャルピングをするうえで知っておきたいデメリットについても紹介します。

業者によっては取引コストが割高

海外FXの取引コストはスプレッドと取引手数料からなりますが、両方とも国内FXよりは高い傾向にあります。

例として日本人が最も取引しているUSDJPY(米ドル/日本円)ペアを見てみると、国内業者なら0.2〜0.3 pips程度で取引できますが、海外FXではコストが安い業者でも0.5〜1.0 pipsはかかってしまいます。

その一方で、円ペア以外は海外FXのほうが低コストな場合もあるため、極度なハイレバレッジを求めなければ国内FXと海外FXの併用も視野に入れると良いでしょう。

スプレッドの変動が大きい

海外FXの売値と買値の差であるスプレッドは常に変動しています。

需給のバランスが崩れると一気に双方向に拡大するので、タイミングによっては思わぬ不利な価格で約定してしまうことがあります。

例えば指標発表直後は一時的に10 pips前後までスプレッドが開くケースが多く、通常の数倍のコストを強いられる可能性があります。

また、取引量の少ない祝日や日本時間早朝もスプレッドが不安定になりやすいため、取引の際は注意が必要です。

ハイレバは大損する危険性も高い

500倍・1,000倍といったハイレバレッジは投資効率を大きく高める反面、大損を被るリスクも比例して大きくなります。

例えば手持ち資金に対して500倍のレバレッジをかけていた場合、28 pips逆行しただけで口座残高が全て無くなってしまいます。

海外FXでスキャルピングをする際の注意点

スキャルピングが禁止・制限されている業者もある

スキャルピングに寛容な海外FXでも、スキャルピングが禁止または制限されている業者もあります。

例えば、iFOREXでは利用規約上で明確にスキャルピングが禁止されており、規約違反と判断された場合は口座凍結や利益没収などのペナルティが科されます。

使おうとする業者がスキャルピングを公認しているか、必ず確認するようにしましょう。

複数口座・業者間の両建ては禁止

海外FX業者の多くは、同一のアカウントで複数の取引口座を持つことができますが、複数口座を開設した上で同一銘柄の両建て取引を行うことは、ほぼ全ての海外FX業者で禁じられています。

例えば、口座AでUSDJPY(米ドル/日本円)の買いポジション、口座BでUSDJPYの売りポジションを保有することはできません。

なぜ複数口座による両建てが禁止されているかというと、ゼロカットシステムの悪用と見なされるためです。

ゼロカットシステムを悪用して、複数口座で両建てを行うと、一方の口座が損失を出したとしても他方の口座が利益を出し、結果的に利益を得ることができてしまいます。

ゼロカットは本来トレーダーを保護するための制度であり、リスクフリーで利益を得るためのものではないので、複数口座による両建ては禁止されているのです。

経済イベントのみ狙った取引に注意

経済指標の発表時や重要な要人発言の前後のみを狙ったハイレバ取引は、多くの業者で禁止されています。

経済指標発表時はレート変動が激しくなるため、ハイレバレッジを使えば大きな利益を得られる一方で大きな損失を被るリスクも高くなります。

仮に多くのトレーダーが経済指標などのみを狙って取引してしまうと、強制ロスカットが相次ぎ、業者側はゼロカット補填によって大きな損失を被る危険性があるためです。

ただし、極度なハイレバレッジでなければ、経済指標や要人発言の際に取引しても問題ありません。

窓開け・窓埋めのみを狙った取引は禁止

週明けに発生する窓開け後の窓埋めの動きだけを狙った取引も、多くの業者で禁止されています。

「窓開け」とは週末と週明けのレート差のことで、その後に高確率で起こるレート差を埋める動きを「窓埋め」と呼びます。

あくまでも窓埋めのみを狙った取引が禁止されているので、通常の取引も併せて行えば問題ありません。

海外FXのスキャルピングに関するQ&A

海外FXでスキャルピングを始めるために最低限必要な資金はいくらですか?

海外FXでスキャルピングを始めるには、最低でも5万円程度、安定した取引を行うなら20〜30万円程度からの開始が理想的です。

ただし、XMTradingなどでは口座開設ボーナスを活用することで、実質的に資金ゼロからスタートすることも可能です。

とはいえ、スキャルピングは取引頻度が高いため、ある程度の証拠金がないとロスカットのリスクが高まります。

また、レバレッジをかけすぎると一度の損失で大きなダメージを受ける可能性もあるため、余裕を持った資金準備が望ましいでしょう。

スキャルピングに最適な通貨ペアはどれですか?

スキャルピングに最適な通貨ペアは、流動性が高く、スプレッドが狭い主要通貨ペアです。

特にUSD/JPY(ドル円)、EUR/USD(ユーロドル)、GBP/USD(ポンドドル)が定番で、これらの通貨ペアは取引量が多いためスプレッドが安定しており、急激な価格変動が少ないのが特徴です。

経済指標やニュースの情報も豊富で、値動きの予測がしやすいという利点もあります。

ただし、経済指標発表の前後は値動きが荒くなるため、スキャルピングに慣れないうちは避けることをおすすめします。

また、ゴールドCFD(XAU/USD)やビットコイン(BTC/USD)なども値動きが大きく、スプレッドが狭いことからスキャルピングに適した商品といえます。

スキャルピングで1日どのくらいの利益を目指すべきですか?

スキャルピングでの1日の目標利益は、投資資金の0.5〜2%程度に設定することが望ましいとされています。

例えば資金が100万円の場合、1日5,000円〜2万円程度を目標とするのが現実的です。

ただし、これは経験を積んだトレーダーの場合であり、初心者は最初から高い目標を設定せず、まずは少額での取引に慣れることが重要です。

また、「休むも相場」という格言があるように、毎日必ず利益を出そうとするのではなく、相場状況に応じて取引を控えめにする判断も必要でしょう。

欲を出して利益を追い求めすぎると、かえって大きな損失を出してしまうことがあるためです。

スキャルピングに適した時間帯はいつですか?

スキャルピングに最適な時間帯は、市場の流動性が高く、値動きが活発な時間帯です。

具体的には、東京市場とロンドン市場が重なる16時〜18時、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる21時〜25時が特に好まれます。

これらの時間帯は取引量が多く、スプレッドが安定しているため、スキャルピングには適しています。

一方で、早朝や深夜の取引は流動性が低く、スプレッドが広がりやすいため避けるべきです。

また、月曜日の早朝や金曜日の深夜も、週明けや週末を控えて不安定な値動きになりやすいので、取引は避けておくべきでしょう。

スキャルピング系EA(自動売買)で稼ぐことはできますか?

スキャルピングでのEA活用は、一定の効果が期待できますが、完全に任せきりにするのは危険です。

EAのメリットは、感情に左右されず設定したルール通りに機械的に取引できる点で、24時間休まず稼働させることができるため、裁量トレードでは捉えきれない僅かな値動きにも対応できます。

しかし、相場環境の急激な変化に対応できないことや、システムトラブルが生じる可能性もあるため、定期的に成績を確認したりパラメータを調整する必要があるでしょう。

スキャルピングで最も気をつけるべきリスクは何ですか?

スキャルピングで最も警戒すべきリスクは、取引コストの累積と感情的な取引です。

スキャルピングは取引頻度が高いため、スプレッドや手数料といった取引コストが大きく積み重なります。

また、短時間で判断を迫られるため、損失を取り戻そうとする焦りから、ルールを無視した危険な取引に走りやすいのも一つのリスクです。

さらに、ハイレバレッジを使用する場合が多いため、わずかな値動きで大きな損失を被る可能性もあります。

スキャルピングで大きな損失を出さないためには、明確な取引ルールを作り守ることと、厳格な資金管理が欠かせません。

スキャルピングに向いているのはどのような性格の人ですか?

スキャルピングに向いているのは、冷静さを保ちながら素早い判断ができ、規律正しい人です。

スキャルピングは短時間での判断が求められるため、感情に流されず、設定したルールを厳格に守れる自制心が必要です。

また、集中力が高く、ストレス耐性がある人も向いています。

一方で、完璧主義すぎる性格の人は、僅かな損失にもこだわりすぎてしまい、かえって大きな損失につながる可能性があります。

スキャルピングは勝率よりも、損益レシオを重視する考え方が重要で、小さな損失を受け入れられる柔軟性も必要です。

スキャルピングで利益を安定させるコツは何ですか?

スキャルピングで利益を安定させるには、明確なルールに基づいた取引と適切なリスク管理が重要です。

具体的には、取引する時間帯、通貨ペア、利確幅、損切り幅を事前に決めておき、それを厳守することです。

特に損切りは即座に実行することが大切で、小さな損失を確定することを恐れてはいけません。

また、1回の取引での利益を追い求めすぎず、小さな利益を着実に積み重ねる姿勢を忘れないようにしましょう。

さらに、市場の状況によっては取引を控えめにする判断も必要で、むやみに取引回数を増やしてしまうと、優位性の低いトレードを繰り返すことになり、結果としてトータルの収支が悪くなりがちです。

スキャルピングで使用するインジケータは何がおすすめですか?

スキャルピングでは、即座に判断できる直感的なインジケータが有効です。

移動平均線やボリンジャーバンドは、トレンドの方向性やブレイクアウトポイントを視覚的に把握できるため、特に重宝されます。

RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系インジケータも、買われすぎ売られすぎの判断に役立ちます。

ただし、インジケータを使ったからといって勝てるようになる訳ではないので、インジケータはあくまでも補助的なツールとして使用し、プライスアクションやライントレードが基本となるでしょう。

スキャルピングで失敗しないために、初心者が特に気をつけることは何ですか?

スキャルピング初心者が特に気をつけるべきは、焦って取引規模を大きくしないことです。

最初は少額での取引からスタートし、徐々に取引量を増やしていくと良いでしょう。

また、デモ取引やフォレックステスターのような練習ソフトを使い、十分な練習を積むことも重要で、最低でも1ヶ月は実践的なトレーニングを行うことをおすすめします。

さらに、日々のトレードを毎回記録として、後から敗因を振り返ることも上達の秘訣です。

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この記事を書いた人

Yuuji Miyashitaのアバター Yuuji Miyashita 株式会社アドプラン代表取締役

金融工学を学びながら、2020年ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをスタート。最近では、ブロックチェーンやメタバースの最新技術を活用し、金融Webサービスの開発にも取り組んでいます。兼業で株のデイトレードとFXにも取り組んでおり、日々の市場分析を楽しみながら勉強しています。

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