はじめに
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、地球や社会が抱えるあらゆる課題を2030年までに解決へ導くため、国際社会が共有して取り組むべき17の目標から成り立っています。貧困や飢餓、教育、ジェンダー平等、気候変動など、多岐にわたる分野でグローバルな課題が存在するなか、国や地方自治体だけでなく企業や個人にも主体的な取り組みが求められています。
株式会社アドプランは、FXや仮想通貨をはじめとする金融商品に関するWebメディア運営やツール開発、マーケットリサーチ、広告代理店業務など、多方面にわたるサービスを展開し、投資家や企業、社会と深く関わりを持っています。こうした事業を通じ、経済的価値だけでなく社会的・環境的価値を創出することが、当社の使命であると考えています。
本ページでは、当社が取り組むSDGsに対する考え方と具体的なアクションを宣言いたします。私たちは、持続可能な未来を実現するうえで、企業として果たすべき責任と可能性を真摯に受け止め、日々の業務に落とし込むことで、SDGs達成に向けた歩みを加速させてまいります。
株式会社アドプランの事業内容とSDGsの関係
当社の事業領域は主に下記のとおりです。
- FX・仮想通貨に関するウェブメディア運営
- 為替相場のマーケットレポート
- FXトレーダー向けツール開発
- 金融商品に関するマーケットリサーチ
- 金融商品に特化した広告代理店業務
- アフィリエイトメディア支援
当社の事業はいずれも、“正確で質の高い情報の提供”と“投資家やクライアント企業にとっての有益性”を軸に展開しています。この姿勢は、SDGsが求める「持続可能な社会」の実現にも密接に関連しています。
たとえば「質の高い教育をみんなに」(SDGs目標4)、「働きがいも経済成長も」(目標8)、「産業と技術革新の基盤をつくろう」(目標9)などは、当社の事業活動と極めて親和性が高いといえます。
株式会社アドプランが注力する主なSDGs目標
質の高い教育をみんなに(目標4)
金融リテラシー向上への貢献
- 当社が運営するウェブメディアやマーケットレポート、ツール開発などは、投資家の金融リテラシーを高めるうえで重要な役割を担います。
- FXや仮想通貨などはリスクや専門知識が求められがちですが、正しい情報と知識を得ることで、投資家の失敗リスクを下げ、健全な投資文化を育むことが可能です。
- 社員や外部専門家が連携し、セミナーやオンライン講座、ワークショップなどを定期的に実施しており、“投資初心者にもわかりやすい解説”を心がけながら、金融や経済に関する教育機会を広げています。
教育機関・地方自治体との連携
- 学校や自治体からの依頼に応じて、金融や経済の基礎を学ぶワークショップを提供し、地域や若い世代の金融リテラシー向上をサポート。
- 社会人向けのキャリア支援講座や副業支援の一環として、投資や資産運用に関する情報も提供し、個々人の将来設計をサポートしています。
ジェンダー平等を実現しよう(目標5)
多様性とインクルージョンの推進
- 金融業界は男性中心になりやすい傾向がありますが、当社では女性やマイノリティの社員が活躍できる組織体制を整備。
- 管理職・リーダー候補の育成プログラムや人事評価制度の見直しを進め、ジェンダーやバックグラウンドに関係なく、意欲と能力次第でキャリアアップが可能な風土づくりに注力しています。
- 無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)を減らすための研修や勉強会を定期的に実施し、職場での差別やハラスメントを防止する取り組みを徹底しています。
働きがいも経済成長も(目標8)
柔軟な働き方の推進と従業員の健康維持
- 社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、リモートワークやフレックスタイム制の導入を拡大。
- 有給休暇の取得奨励や育児・介護休業制度を整備し、ライフステージに応じた働き方をサポートしています。
- メンタルヘルスケアのためのカウンセリング窓口を設置し、ストレスを抱え込まない職場環境を構築。週に一度のオンライン朝会や月に一度の1on1面談などを通じ、上司や同僚とのコミュニケーションも活性化しています。
経済成長と雇用創出への貢献
- 金融メディアやツール開発などの新規事業を拡充し、IT技術者やマーケター、コンテンツクリエイターの雇用機会を広げています。
- 社員の専門性を高めるための研修や資格取得支援制度を導入し、産業全体のレベルアップに貢献します。
産業と技術革新の基盤をつくろう(目標9)
金融サービスの高度化・革新
- FXや仮想通貨といった新しい金融技術やブロックチェーン技術を活用し、取引効率を高めるツールを開発。
- リアルタイム分析や自動売買システムなど、投資家のニーズに応じた技術革新を継続し、金融サービスのイノベーションに貢献しています。
- データ解析やAI技術を積極的に取り入れ、新たな投資手法やリサーチ手法の開発に挑戦することで、産業全体の技術水準向上に寄与しています。
つくる責任 つかう責任(目標12)
デジタル活用によるペーパーレス化の推進
- 業務フローにおける契約書や請求書の電子化を進め、紙資源の使用を大幅に削減。
- 金融商品の広告・販促の場面でも、オンライン広告やSNSを積極活用し、紙媒体への依存度を減らしています。
社内フードロス削減と環境負荷低減
- 社内イベントや懇親会での食事量を適切に管理し、余剰が出ないように工夫。残った食材は冷凍保存やテイクアウトを奨励し、廃棄を最小限に抑えています。
- 社員に対し、持続可能な食材調達や食品ロス問題への関心を高める活動を行い、食品ロス削減への意識を社内外に広めています。
気候変動に具体的な対策を(目標13)
オフィスにおけるエネルギー消費の削減
- LED照明や省エネ型空調機器への切り替え、センサー照明の導入など、オフィスの電力使用を最適化。
- リモートワークを推進することで通勤交通量を減らし、CO2排出を抑制しています。
環境配慮した製品の採用とごみ削減
- 事務用品やオフィス備品は再生紙やエコマーク取得製品を選択し、プラスチックごみを減らすためにマイボトルやマイカップの利用を推奨。
- 社内で発生する廃棄物の分別回収を徹底し、リサイクル率を高めています。
海の豊かさを守ろう・陸の豊かさも守ろう(目標14・15)
環境保護への積極的参加
- ビーチクリーン活動や植林活動に社員が自主的に参加できるよう、CSRプログラムを整備。地域の環境保全団体との共同活動を行い、自然との共生を体感する機会を増やしています。
- オフィス内での観葉植物の導入に加え、社内緑化プロジェクトを実施。自然を感じられる空間づくりによって、社員のリラックス効果を高めるとともに、生態系への理解を深めます。
オンライン発信を活用した環境啓発
- 自社運営メディアにて、海洋プラスチック問題や森林資源の保全など、環境問題に対する情報発信を積極的に実施。
- 金融分野だけでなくSDGs関連のトピックも取り上げることで、多様な読者層に環境保全の重要性を伝えています。
パートナーシップで目標を達成しよう(目標17)
金融業界・他業界との連携強化
- 金融商品を取り扱うクライアント企業やアフィリエイトメディア運営者との情報交換を密に行い、投資家に有益なサービスを共同開発する取り組みを推進。
- 規制当局や業界団体とも連携し、投資家保護や情報開示の透明性向上に協力。サステナブルな投資環境の整備に寄与しています。
社内外のステークホルダーとのコミュニケーション
- 当社WebサイトやSNS、問い合わせフォームを活用し、SDGsに関する活動報告や進捗状況を透明性高く発信。
- 社員だけでなく、読者やクライアント企業、協力パートナーからの意見・要望を真摯に受け止め、サービスの改善やSDGs活動の拡充につなげています。
経営トップのコミットメントとガバナンス
経営陣のリーダーシップ
当社の経営トップは、SDGsが掲げる理念を経営戦略にしっかりと組み込み、長期的な視野で事業を進める姿勢を明確に打ち出しています。利益追求と社会課題の解決を二律背反ではなく“両立”させることが、次世代の企業に求められる責務であると強く認識し、具体的な目標設定とそれに伴うリソース配分を積極的に行っています。
コーポレートガバナンスとコンプライアンス
金融商品や投資関連の情報を扱う当社では、情報の正確性と法令遵守が不可欠です。ユーザーの信頼を裏切ることなく、高水準のコンプライアンス体制を維持するため、役職員の研修や内部監査を充実させ、リスクマネジメントを徹底しています。
今後の展望とメッセージ
株式会社アドプランは、今後も金融メディア・ツール開発を核としながら、投資家や企業、社会がウィンウィンとなる循環型の仕組みを拡充してまいります。金融商品を取り扱うからこそ求められる慎重なリスク管理と透明性、そして常に変化する市場への迅速な対応を両立させることで、投資家保護と経済発展、持続可能な社会の構築に寄与します。
一方で、SDGsが掲げる目標は、企業単独では決して成し得ない広範なチャレンジでもあります。私たちは、社員、ユーザー、クライアント企業、地域社会、そして国際社会を含めた多様なステークホルダーとのパートナーシップを深め、創造性と実行力を活かしながら課題解決に取り組んでいきます。
投資や経済の世界は、変動の大きさから「一部の人だけが利益を得る場」という印象を持たれがちですが、正しく学び、適切に運用すれば、多くの人の生活を安定させ、豊かにする可能性を持っています。私たちは、その「可能性」を最大化し、同時に「持続可能性」を追求する道筋を示す存在でありたいと考えています。
SDGs宣言を機に、これまで以上に企業としての責任を全うしつつ、新たな価値を創造することをお約束いたします。私たちアドプランは、これからも変わり続ける経済や社会の流れを見据えながら、一歩一歩着実に、持続可能な未来の実現に向けた行動を積み重ねてまいります。皆さまのご支援とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。