株式会社アドプランは、農林水産省と一般社団法人Jミルクが推進する「牛乳でスマイルプロジェクト」の趣旨に深く賛同し、このたび賛同事業者として参加したことをお知らせいたします。
飼料価格の高騰や需給のアンバランスなど、日本の酪農・乳業が直面する課題に対し、当社は「Webを通じた情報発信力」と「コミュニケーションをデザインする企画・創造力」という事業の強みを活かし、独自の貢献活動を推進してまいります。
具体的には、当社運営の金融Webサービスにおいて「健康投資(ウェルネス投資)」という新たな切り口から牛乳・乳製品の価値を可視化し、情報発信を通じて消費拡大のムーブメント創出を目指します。
日本の酪農が直面する課題と「乳製品」の重要性


私たちの食卓に当たり前のように並ぶ、牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品。これらは日本の豊かな食文化を支え、あらゆる世代の健康に欠かせない重要な栄養源です。しかし今、その安定的な生産と供給の基盤である日本の酪農は、かつてない厳しい状況に直面しています。
国際情勢の変動に伴う輸入飼料の価格高騰や燃油価格の上昇は、生産コストを著しく圧迫し、酪農家の経営に深刻な影響を及ぼしています。また、季節的な需要の変動や、コロナ禍を経たライフスタイルの変化は、生乳の需給アンバランスを招き、一部では行き場を失った生乳が廃棄されるという、大変心苦しい事態も発生しました。
このような状況が続けば、担い手不足に拍車がかかり、日本の酪農基盤そのものが揺らぎかねません。それは、私たちの食の安全保障や、国土の保全、そして大切な食文化の喪失にも繋がりうる重大な問題です。
こうした課題を乗り越えるため、農林水産省と一般社団法人Jミルクは、官民一体となって「牛乳でスマイルプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、私たち消費者一人ひとりが牛乳・乳製品の消費を少しずつ増やすことで、需給の安定化を図り、日本の酪農家を応援することを目的としています。まさに、国民全体で日本の食の未来を支える、社会的意義の非常に大きな取り組みです。
賛同の経緯:異業種だからこその貢献。アドプランが描く未来への貢献
株式会社アドプランは、「情報とコミュニケーションの力で、人々と社会を豊かにする」をミッションに掲げ、金融特化型Webサービスの運営と広告代理業を推進してまいりました。一見すると、弊社の事業は第一次産業である酪農とは直接的な関わりが薄いように思われるかもしれません。
しかし、私たちは社会を構成する一員として、日本の基幹産業である酪農が直面する課題を看過することはできないと考えました。そして、弊社が培ってきた「複雑な情報を、分かりやすく魅力的に伝える力」と「人々の共感を呼び、行動を促すコミュニケーションを設計する力」こそ、この社会課題の解決に貢献できる独自の強みであると確信し、このたびの「牛乳でスマイルプロジェクト」への賛同を決定いたしました。
異業種である我々だからこそできる、従来とは異なるアプローチで牛乳・乳製品の価値に光を当て、新たな消費の輪を広げていく。それが私たちの目指す貢献の形です。
具体的な活動内容:独自の視点「健康投資」で新たな価値を創出
弊社は、本プロジェクトへの賛同にあたり、事業の核であるWebサービスと広告の知見を最大限に活用した、以下の活動を推進してまいります。
1. Webサービスを通じた「健康投資(ウェルネス投資)」という価値の提案
弊社が運営する金融・経済情報Webサービスにおいて、牛乳・乳製品を単なる「食品」としてではなく、「未来の自分のための資産(健康投資)」として捉え直す、新しい価値観を提唱します。
金融リテラシーに関心の高い読者層に対し、目先の支出(コスト)だけでなく、将来にわたって心身の健康を維持し、生産性を高めるための「投資」の重要性は、すでに広く認識されています。私たちはこの文脈に、日々の食生活、特に栄養価の高い牛乳・乳製品を組み込むことで、新たな消費動機を喚起します。
【具体的なコンテンツ企画例】
- 特集記事「未来の自分への投資!牛乳1杯から始めるウェルネスライフ」
ファイナンシャル・プランナーと管理栄養士の対談形式で、健康が経済的にもたらすメリット(医療費の抑制、生涯労働生産性の向上など)と、その基盤を作る牛乳・乳製品の栄養学的価値を、具体的なデータを交えて解説します。 - 特集記事「知っていますか?日本の酪農が育む、経済と環境のサステナビリティ」
酪農が食料供給だけでなく、国土保全や循環型農業といった多面的な価値を持つことをインフォグラフィックなどを用いて分かりやすく紹介。一杯の牛乳が、サステナブルな社会への貢献に繋がることを伝え、エシカル(倫理的)な消費を促します。
これらのコンテンツを通じて、牛乳・乳製品が「家計の支出項目」から「未来への賢い投資先」へと、ユーザーの意識の中でポジティブに転換されることを目指します。
2. 広告・コミュニケーションの専門家としての貢献(今後の展望)
将来的には、広告代理業で培った知見を活かし、本プロジェクトのさらなる活性化に貢献してまいります。若者世代に響くSNSキャンペーンの企画・提案や、クライアント企業様とのコラボレーション企画の推進、さらには専門スキルを活かしたプロボノ(社会貢献活動)として、酪農関連団体様の広報活動を支援することも視野に入れています。
代表からのコメント
日本の酪農は、私たちの豊かな食生活と健康、そして美しい国土を支える、まさに社会の基盤です。この基盤が揺らいでいる今、私たちアドプランに何ができるのかを真剣に考えました。私たちの答えは、事業を通じて培った『伝える力』で、牛乳・乳製品の持つ本質的な価値に新たな光を当て、一人でも多くの方々の共感と行動を生み出すことです。
『健康は、何にも代えがたい資産である』。これは金融情報を取り扱う我々が、常に感じている真実です。日々の牛乳一杯が、未来の自分への最高の投資になる。そんな新しい物語を、社会に、そして未来を担う子どもたちに伝えていくことで、日本の酪農の未来を応援し、人々の笑顔あふれる毎日に貢献してまいります。全社一丸となって、この素晴らしいプロジェクトを盛り上げていく所存です。」
株式会社アドプランは、本プロジェクトへの参加を通じて、事業活動と社会貢献活動を両立させ、持続可能な社会の実現に向けた企業責任を果たしてまいります。
2025年7月
株式会社アドプラン
代表 宮下裕司
「牛乳でスマイルプロジェクト」について
農林水産省と一般社団法人Jミルクが、酪農・乳業関係者のみならず、さまざまな企業・団体・自治体が連携し、国民の牛乳・乳製品の消費拡大を推進する国民運動。公式サイトやSNSでの情報発信、参加メンバーによる消費拡大の取り組みなどを通じて、日本の酪農家を応援し、牛乳・乳製品の安定供給と食文化の継承を目指しています。
関連リンク
「牛乳でスマイルプロジェクト」:農林水産省
「牛乳でスマイルプロジェクト」について | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)
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