代表取締役 宮下 裕司のメッセージ

お客さまと市場をつなぎ、未来をデザインする
株式会社アドプラン
代表取締役 宮下 裕司

はじめに:創業の想いと原点

株式会社アドプランは、金融市場に特化したクリエイティブパートナーとして、企業とユーザーをつなぐ斬新な価値を創造するために誕生しました。私自身、金融業界と深く関わるようになったきっかけは、金融工学を学びながら2020年にファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをスタートさせたことに遡ります。

金融工学は、デリバティブやリスク解析など、高度な数理モデルを用いて市場を深く洞察する学問領域です。この分野の学習を通じて、私は数字や統計に裏打ちされた「金融の本質」に触れました。しかし、同時に感じたのは、これら複雑な仕組みや理論が、必ずしも一般のユーザーにとってわかりやすい形で届いているわけではない、という現実でした。

ファイナンシャルプランナーとしての第一歩は、個人顧客が抱く資産形成の課題や、不透明な金融市場への不安を目の当たりにした経験でもありました。多くの方は「お金」について悩みや不安を抱えつつも、専門用語が飛び交う金融商品や制度について、なかなか理解を深められずにいます。こうした状況は、金融工学や経済理論がどれほど高度であろうと、「ユーザーに伝わらなければ意味がない」という現実を突きつけてきたのです。

創業への道:専門性と表現力の架け橋を目指して

この課題意識が、株式会社アドプラン設立へとつながる原動力となりました。私たちは「金融に特化したクリエイティブパートナー」として、単純な広告制作や情報発信にとどまらず、専門性と表現力の融合を実現する存在でありたいと考えています。

一方で、金融の世界は常に進化を続けています。私がファイナンシャルプランナーとしてキャリアを始めた2020年以降、世界経済は新型コロナウイルスの影響や急速なデジタルトランスフォーメーションの進展によって大きな変化を遂げました。低金利環境や市場ボラティリティ、さらには暗号資産(仮想通貨)、NFT、メタバースといった新たな概念が普及し、ブロックチェーン技術が金融インフラを根底から変えつつあります。

私たちはこの激動の時代において、時代を先取りしたサービス開発や情報発信を行うことで、ユーザーと市場の架け橋としての役割を果たすことを目指しています。

最新技術への挑戦:ブロックチェーン、メタバース、金融Webサービスの新境地

ここ数年、私個人としてもブロックチェーンやメタバースなどの先端テクノロジーに強い関心を寄せています。ブロックチェーンは、金融取引の透明性や信頼性を高めるインフラとして、

またメタバースは、ユーザー体験を革新する新たな市場空間として注目を集めています。当社では、これらの新領域に積極的に取り組み、革新的な金融Webサービスの開発やデジタルコミュニケーション手法の確立を進めています。

たとえば、従来の金融商品説明はテキストや図解中心でしたが、メタバース空間を活用すれば、ユーザーはバーチャルな投資シミュレーションやリアルタイムの市場イベント体験を通じて、より直感的かつ楽しく金融知識を身につけることができます。

さらに、ブロックチェーンは取引履歴の改ざん不可能性から、信頼性の高い情報共有を可能にし、ユーザーが安心して新しい金融サービスを活用できる環境を作り出します。

マーケットとの対話:株のデイトレード、FXから得るインサイト

私はファイナンシャルプランナーとしての専門知識を実務に活かしつつ、個人としては株のデイトレードやFX取引にも取り組んでいます。日々、市場の変化をリアルタイムで追い、トレンドやニュース、経済指標の影響を肌で感じることで、金融のダイナミズムを実感しています。この「自分もプレイヤーである」という視点が、クライアント企業やエンドユーザーにとって役立つ戦略立案や情報提供にも大いに役立っています。

市場は理論通りに動かないことが多く、想定外の出来事や感情的な売買行動が価格に影響を与えます。しかし、こうした不確実性こそが金融市場の本質であり、そこから見出せるインサイトは、広告制作やクリエイティブなコミュニケーション設計にも繋がります。

私たちは最新の技術や知識を取り入れながら、この「市場と常に対話する」姿勢を貫き、ユーザーに寄り添った情報発信を行いたいと考えています。

成長の軌跡:多様なプロジェクトから得た知見

創業以来、私たちは数多くの金融機関、証券会社、保険会社、さらにはフィンテックスタートアップ企業と協働し、様々なプロジェクトに挑戦してきました。その中で培われたノウハウは、単なるクリエイティブ制作の枠を超え、金融市場における効果的なコミュニケーション戦略の体系化へと結実しています。

たとえば、新しい投資サービスをリリースする企業に対しては、ユーザー目線での製品価値訴求やブランドメッセージの再定義、UI/UXデザインを通したエンゲージメント向上など、総合的なサポートを提供してきました。

暗号資産を扱うプロジェクトでは、複雑なテクノロジーの仕組みをかみ砕き、多言語対応のコンテンツやアニメーション動画を用いることで、グローバル市場へとメッセージを拡張する手伝いをしています。

また、メタバース空間でのセミナーやイベント企画を提案し、ユーザーが“体験”を通じて金融サービスを理解する新たな手法も模索中です。

企業文化の醸成:学習、共有、挑戦

私たちアドプランは、変化し続ける金融業界のダイナミックな動きに対応するため、組織として「学習」「共有」「挑戦」という3つのキーワードを大切にしています。

  1. 学習: 社員一人ひとりが金融分野に対する強い関心と探究心をもち、常に最新の知識を身につける文化を育んでいます。内部研修や外部セミナーへの参加、専門書籍の読書会など、知見を深めるための機会は尽きることがありません。
  2. 共有: 個々の社員が得た知識や経験は、社内全体で共有することで、シナジーを生み出します。これにより、特定の担当者やチームに依存しない、組織的な学習と成長が可能となり、新しいプロジェクトに対しても柔軟で迅速なアプローチが可能になります。
  3. 挑戦: 私たちは、現状に満足せず、常に新しい手法や表現手段を試みます。デジタルマーケティング手法の洗練、SNSを駆使した情報発信、新たなテクノロジーを用いたコンテンツ開発など、既成概念にとらわれない挑戦こそが、価値創造の源泉だと信じています。

社会的使命:マネーリテラシー向上への貢献

私たちの活動は、クライアント企業の課題解決やブランド向上にとどまりません。金融情報をわかりやすく伝えることで、社会全体のマネーリテラシー向上に寄与したいと考えています。

若年層が将来設計を立てるうえで役立つ情報提供や、シニア層が資産を有効活用するためのコンテンツ、ミドル層が安心して家計管理や投資を行えるためのガイドライン、さらには将来的な課題解決や新しい価値観を創出するFinTechサービスの正しい理解促進など、幅広いニーズに応えることで、金融市場全体を活性化させる一翼を担います。

金融リテラシーは、国や地域の経済成長にも密接に関わる重要な要素です。私たちは、金融機関や関連企業とタッグを組み、積極的な情報発信とコミュニケーション設計を通じて、ユーザーに「選ぶ力」「判断する力」「行動する力」を提供します。その過程で得られる信頼関係こそが、長期的な価値創造につながると確信しています。

未来への展望:テクノロジー、グローバル化、そして新たなマーケットへ

デジタルトランスフォーメーションやグローバル化の波は、金融業界を一層変革へと導いています。AIによる高度なレコメンドサービス、ブロックチェーンによる信頼性の高いデータ共有、メタバースをはじめとする新時代のデジタル空間での金融サービス提供など、今後も市場は劇的な変化を遂げることでしょう。

こうした未来に対応するため、当社は国内外のテクノロジーパートナーや異業種企業とのコラボレーションを強化し、常に新しい情報と知見を取り込んでいきます。

多言語対応コンテンツやグローバルマーケット向けのサービス開発にも力を注ぎ、国境を越えた情報発信やユーザーエンゲージメントを実現することで、世界中の人々が金融サービスを理解し、安心して利用できるエコシステムを築いていきたいと考えています。

最後に:120%の力で未来を創るコミットメント

私たちは、すべてのプロジェクトにおいて120%の熱意とエネルギーを注ぎ、クライアントの期待を上回る価値創出をお約束します。学んだ知識を実務に活かし、市場との対話から得た洞察を組み込み、常に新しい技術や手法に挑戦することで、ユーザーの真の満足を実現していく。これこそが、アドプランが掲げる「お客さまと市場をつなぎ、未来をデザインする」というビジョンを達成するための揺るぎない方針です。

金融は社会の血流であり、一人ひとりがその流れを正しく理解し、活用できる世界こそ望ましいと確信しています。そのために、当社はこれからも進化を続けます。専門性と創造力を武器に、金融市場の複雑さを解きほぐし、人々が安心して資産形成や投資に臨める環境を作り出す。

そして、新たな技術や概念を積極的に取り入れながら、未来を形づくる担い手であり続けることを、皆さまにお約束いたします。