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TradingViewとは?機能・プランの違い・基本的な使い方

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TradingView(トレーディングビュー)は、ウェブブラウザベースのチャートツールで、世界中で毎月5,000万人以上のユーザーに利用されています。

株式、為替、仮想通貨など、さまざまな市場のリアルタイムなチャートを確認でき、複数のデバイスでチャートを同期できる優れものです。

この記事では、TradingViewの評判やメリット、デメリット、料金プラン、基本的な使い方、MetaTraderとの違いなどについて解説します。

この記事の目次

TradingViewとは

TradingViewチャート
TradingViewチャート

TradingView(トレーディングビュー)は、米国シカゴのTradingView Inc.が運営しているウェブブラウザベースのチャートツールです。

世界中で毎月5,000万人以上に利用されており、株式、為替、仮想通貨などありとあらゆる幅広い市場のチャートを、リアルタイムで確認できるのが最大の特徴です。

TradingView公式サイトによれば、1秒間に900,000以上のシンボルを更新し、1分ごとに3億6千万の相場データをリアルタイムで更新しているとのこと。

インストール不要で手軽に利用できることから、世界最大級のチャートツールとして広く使われています。

他の取引ツールと比較したTradingViewの利点

TradingViewには、他のチャートツールと比べた場合、次のような大きな利点があります。

複数のデバイスでチャートを同期できる

TradingViewはインターネット上のクラウドサービスとして提供されているチャートツールです。

そのため、スマートフォン、タブレット、パソコンといった複数のデバイスから、同一のアカウントでログインでき、チャート設定や描画アイテム、インジケータなどをリアルタイムで同期させることができます。

例えば、自宅のパソコンで設定したチャートを、外出先でスマートフォンから呼び出す、といった利用が可能です。

デバイスを変更しても面倒な設定のやり直しが必要なく、どこからでも同じチャート環境を呼び出せるのはTradingViewならではの大きなメリットです。

よく比較対象に挙げられるFXの取引ツール「MetaTrader」は、チャートの設定などを各デバイスへ保存しているため、異なるデバイス間で共有することは難しいのが難点です。

高機能な分析ツール・インジケータが豊富

TradingViewは、100種類以上におよぶ高度なインジケータと、80種類を超える描画ツールを搭載しているため、高度なチャート分析を自在に行うことができます。

標準搭載のインジケータ以外にも、世界中のトレーダーやプログラマーが開発したユニークなインジケータを利用できるほか、自分で新たに作り出すこともできます。

また、これらのツールを組み合わせて自分だけのチャートを作り、テンプレートとして保存することも可能です。

様々な金融商品に対応

先ほど述べた通り、TradingViewでは株式や為替、仮想通貨といった一般的な金融商品だけでなく、債券、先物、CFDといった派生商品の価格推移をチャート表示できるのが大きな特徴です。

投資対象となりうる幅広い商品の動向を一元的に把握できるため、マーケット全体の流れを掴みやすくなっています。

ただし、標準の市場データは数分(日本株では20分ほど)の遅延が発生するため、必要な分の市場データを追加購入することで、リアルタイムでチャート表示できるようになります。

複数の商品を組み合わせてチャートを作れる

TradingViewでは、異なる金融商品を掛け合わせて、新たなチャートを作ることができます。

例えば、米国S&P500種指数の日本円建てチャートを作りたい場合は、SP500 × USDJPYでもともと米ドル建ての指数を日本円建てで表示できます。

また、A株+B株+C株のように複数の株式銘柄を組み合わせて、自分だけのインデックスを作ることもできます。

そのほかにも、米国の長短金利差を求める際には、US10Y – US02Yのように引き算することで簡単にチャートを作れます。

他のトレーダーのアイディアを見れる

TradingViewには、独自のコミュニティ機能が搭載されており、世界中の投資家が分析データや投資のアイディアを共有しています。

実践を積んだユーザーの知見を参考にできたり、自身のアイディアを発信できるので、チャート分析やトレードにおける視野が広がることでしょう。

最も発信が活発なのは英語圏のトレーダーですが、日本でもTradingViewは広く浸透していて、日本語でアイディアを発信している人もたくさんいます。

アラート機能が充実

TradingViewでは、価格やテクニカル指標に対して条件を指定して、予め設定した条件にヒットした際にアラートを設定できます。

例えば、ある銘柄が特定の価格を上抜いたら通知、長短の移動平均線がクロスしたら通知といった使い方ができます。

アラートが発動すると、パソコンのデスクトップ上やスマホのロック画面に通知が表示されるので、注文・決済のチャンスをうっかり逃すことが少なくなるでしょう。

インストール不要で使える

TradingViewウェブブラウザ上で動作するため、面倒なソフトウェアのインストール作業が一切不要で、手軽に利用を開始できます。

インターネット回線とウェブブラウザさえあれば、すぐにチャートが表示される手軽さも魅力のひとつです。

TradingViewの欠点・デメリット

とても高機能なTradingViewですが、いくつかの欠点やデメリットがあります。

対応ブローカーが少ない

TradingViewはあくまでチャートツールであり、証券会社ではありません。

そのため、TradingView単体では取引はできず、TradingView対応の証券会社と連携させる必要があります。

しかし、TradingView連携に対応している業者はまだまだ少なく、国内業者ではOANDA証券、サクソバンク証券、FOREX.comなど一部に限られています。

また、業者の取引画面上で簡易的なTradingViewチャートを使える業者は多いですが、本家TradingViewと連携させて使える業者は上記のとおり少数です。

国内業者は業者独自の取引ツール、海外業者はMetaTraderが主流のため、今後TradingView採用業者が増えるとさらに使いやすくなるでしょう。

単体では自動売買ができない

TradingViewには、価格やインジケータを分析して、条件を満たした際に売買シグナルを表示できる「ストラテジー」機能が備わっています。

しかし、ストラテジー機能はあくまでも売買シグナルを表示する機能であり、TradingView単体で自動売買ができません。

FX取引では、MetaTraderのEA(エキスパートアドバイザー)を使って自動売買を行うのが主流ですが、TradingViewに同様の機能はありません。

証券会社のAPIと連携させることで、TradingViewのストラテジーをもとに自動売買が可能になりますが、プログラミングなどの専門知識が必要になる場合もあるため、手軽とは言い難いです。

無料プランだと機能が限られる

TradingViewは簡単な登録作業を済ませるだけで、無料で使い始めることができますが、無料プランでは使える機能が限られています。

具体的には次のような制約があります。

  • 画面に表示できるチャートが1つのみ(複数チャートを表示できない)
  • 保存できるチャートテンプレートが1つのみ
  • チャート上に表示できるインジケータ2つまで
  • 設定できるアラート最大5つまで

無料で利用できる基本プランでは、インジケーターの同時表示数が最大2つまでと制限されたり、複数のチャートを同時に表示できなかったりと機能面で制約も多いです。

より多くの機能を使いたい人は、以下の有料プランへ申し込む必要があり、サブスク料金がかかってしまうのがネックとなります。

  • Essentialプラン:月額$12.95〜
  • Plusプラン:月額$24.95〜
  • Premiumプラン:月額$49.95〜
  • Expertプラン:月額$199.95〜
  • Eliteプラン:月額$349.95〜
  • Ultimateプラン:月額$499.95〜

TradingViewとMetaTraderの違い

TradingViewと並んで知名度の高いツールとしてMetaTrader(MT4・MT5)がありますが、商品範囲や機能面で以下のような大きな違いがあります。

利用料金

MetaTraderを使うには、基本的にMetaTrader対応のFX業者でリアル口座やデモ口座を開設する必要がありますが、MetaTraderそのものの利用料金は無料です。

対してTradingViewの場合、無料プランもありますが使える機能がかなり限られているため、本格的に使うには月額$12.95〜の有料プランを契約する必要があります。

TradingViewはその料金に十分見合った機能が備わっているといえますが、手持ち資金が少ないトレーダーにとっては大きな出費になるため、出費を抑えたい人にはMetaTraderがおすすめです。

利用できる金融商品の範囲

TradingViewが扱える金融商品の範囲は非常に広く、株式はもちろんのこと、為替や仮想通貨といった暗号資産も含め、先物取引やCFDといった多種多様な投資対象の価格推移をチャートで確認できます。

対し、MT4やMT5は主にFXをはじめとする商品が対象となっています。

取引する業者によっては、MetaTraderで仮想通貨や株式を扱えることもありますが、TradingViewに比べると扱える銘柄は限られています。

投資対象として考えられる銘柄の種類としては、圧倒的にTradingViewの方が豊富です。

同時に表示できるチャート数

MetaTraderでは、マルチチャート機能が標準で備わっていて、画面内に多数のチャートを同時表示させることができます。

一方、TradingViewでは有料プランを契約しないとマルチチャートを利用できず、仮に4つのチャートを同時表示させるためには、月額$24.95〜のPlusプラン以上を契約しないといけません。

例えば、FXトレードにおいてUSDJPY・EURUSD・GBPUSDなどの複数通貨ペアを同時に監視したい場合、無料で複数チャートを表示できるMetaTraderのほうが適しています。

取引機能の有無

MetaTraderはもともとFXの取引ツールとして開発されているため、チャートと売買機能が一体となっていて、分析と取引を同じツールで完結できます。

一方、TradingViewはあくまでチャート表示・分析に特化していて、取引を行うにはTradingViewとの連携に対応した証券業者で口座開設する必要があります。

最近では、チャート分析はTradingView、実際の取引はMetaTraderや他のツールを使うといった使い分けが主流になっています。

自動売買機能

MetaTraderには、EA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれる取引アルゴリズムを作成し、完全自動で売買を実行できる機能が搭載されています。

TradingViewにも取引ストラテジーという機能があるものの、これ単体では自動売買はできず、証券会社のAPIなどと連携させる必要があります。

また、MetaTraderのプログラム言語「MQL」は取引に関する自動売買に適した様々な関数が用意されており、参考文献も多いことから、開発を進めやすい環境といえます。

自動売買を主体とする利用を考えているのであれば、ツール一つで完結するMetaTraderを使う方が無難といえるでしょう。

インストールの有無・動作環境

TradingViewはブラウザベースで動作するウェブアプリケーションであるのに対し、MetaTraderは基本的にデスクトップアプリやモバイルアプリとして提供されているため、パソコンやスマホへのインストールが必須となります。

インストール作業が要らないTradingViewは、環境を問わず手軽に使えるという利点がある反面、パフォーマンスや動作の安定性という点ではアプリの方が優れています。

例えば、たくさんのチャートやインジケータを同時表示させる場合、各OSに最適化されたアプリが用意されているMetaTraderは比較的動作が安定していますが、Webブラウザで動くTradingViewは動作が重くなりがちです。

TradingViewの料金プラン

スクロールできます
BasicEssentialPlusPremiumExpertEliteUltimate
月額料金無料$12.95$24.95$49.95$199.95$349.95$499.95
年額料金無料$155.40$299.40$599.40$2,399.40$4,199.40$5,999.40
広告表示
表示できるチャート数1248101216
保存できるチャートレイアウト数1510無制限無制限無制限無制限
チャートに表示できるインジケータ数251025303550
過去表示できるローソク足本数5,00010,00010,00020,00025,00030,00040,000
カスタム時間足
秒足
ウォッチリストの数1無制限無制限無制限無制限無制限無制限
ウォッチリストに追加可能な銘柄数301,0001,0001,0001,0001,0001,000
設定できる価格アラート数5201004006008001,000
設定できるテクニカルアラート数1201004006008001,000
アラートの有効期限2ヶ月2ヶ月2ヶ月
秒足のアラート
同時接続できるチャート数1235101520
特殊なチャート足
カスタム計算式チャート
チャートデータの出力
出来高プロファイル
ソーシャル機能

無料プランと有料プランの違い

TradingViewの登録そのものは無料で、無料でも基本的な機能は使うことができますが、本格的に使い込むには有料プランを契約する必要があるでしょう。

無料プランと有料プランの大きな違いとしては、次のようなものがあります。

無料プラン
(Basic)
有料プラン
Essential〜)
料金無料月$12.95〜
広告表示
表示できるチャート数1つのみ2つ以上(プランによって異なる)
チャートに表示できるインジケータ数1つのみ2つ以上(プランによって異なる)
カスタム時間足
ウォッチリストの数1つのみ無制限
設定できる価格アラート数5つまで20以上(プランによって異なる)
出来高プロファイル
ソーシャル機能

有料プランを最安で契約する方法

TradingViewの契約方法には、月払いと年払いの2種類があり、年払いをすると約2ヶ月分の料金が割引されます。

年払いは最初に発生する料金そのものは高額になりがちですが、長期的に使うなら月払いよりも一月あたりが割安な年払いを選びましょう。

初めて有料プランを契約するユーザーは、最初の30日間は無料お試しで使えるので、とりあえずお試しで使い心地を確かめられます。

また、当サイトを経由してTradingViewを新規登録すると、もれなく$15分のTradingViewコインがプレゼントされ、有料プランの支払いに使うことができます。

追加相場データ

TradingViewでは通常の状態でもありとあらゆる相場をチェックできますが、一部の銘柄は10〜20分ほど遅れて配信されていたり精度が粗いことがあります。

追加の相場データを購入することで、リアルタイムかつ精細なデータを得られます。

TradingViewの登録方法($15の特典あり)

TradingViewの登録はとても簡単で1〜2分で完了します。

具体的な登録方法をキャプチャー画像を交えながら解説します。

STEP
当サイト経由で新規登録

まずはTradingViewの公式ページへアクセスします。

招待キャンペーンの案内が表示されるはずなので、【無料ですぐに参加】から登録しましょう。

当サイトから登録すると、もれなく$15のTradingViewコインがプレゼントされ、有料プランの支払いに使えます!

STEP
ソーシャルアカウントまたはメールで登録

TradingViewへ登録する方法は2つあり、ソーシャルアカウントで登録するか、メールアドレスで登録します。

ソーシャルアカウントの登録は、Google・Facebook・X(Twitter)・Yahoo(米国)・Apple・Linkedinに対応しています。

メールで登録する場合は、自身のメールアドレスを入力し、ログインに使うパスワードを設定しましょう。

STEP
メールアドレス認証(メールで登録の場合)

メールで登録すると、登録時に入力したアドレス宛に認証メールが送られてくるので、【アカウントを有効化】ボタンをクリックして登録を完了しましょう。

TradingViewの基本的な使い方

TradingViewの基本的な使い方をスクリーンキャプチャで紹介します。

通貨ペアの探し方

時間足の切り替え・追加方法

水平線・トレンドラインの引き方

インジケーターの追加方法

チャート配色の変え方

TradingViewが使える業者

TradingViewが使える業者はいくつかありますが、内蔵型と連携型の2種類に分かれています。

  • 内蔵型:業者の取引ツール内でTradingViewが使える
  • 連携型:本家TradingViewと業者を連携して使える

国内FX業者

TradingViewが使える国内FX業者は次のとおり。

FX業者利用方法内蔵形式のスペック
インジケータチャート表示スマホ対応
OANDA証券内蔵・連携80以上最大8チャート
FOREX.com内蔵・連携80以上最大10チャート
サクソバンク証券連携のみ
みんなのFX内蔵のみ80以上最大6チャート
LIGHT FX内蔵のみ80以上最大6チャート
GMO外貨内蔵のみ100以上最大8チャート
FXTF内蔵のみ100以上最大6チャート
ThinkMarkets連携のみ100以上最大8チャート

海外FX業者・暗号通貨取引所

TradingViewが使える海外FX業者・暗号通貨取引所は次のとおり。

連携型(本家TradingViewから取引可能)の業者
内蔵型の業者
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この記事を書いた人

Yuuji Miyashitaのアバター Yuuji Miyashita 株式会社アドプラン代表取締役

金融工学を学びながら、2020年ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをスタート。最近では、ブロックチェーンやメタバースの最新技術を活用し、金融Webサービスの開発にも取り組んでいます。兼業で株のデイトレードとFXにも取り組んでおり、日々の市場分析を楽しみながら勉強しています。

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