【最大16,000円】海外FXで実施中のボーナス26選

DAIとは?仮想通貨担保型の特徴・USDTとの違い・購入方法

このサイトは、日本国外に住む日本人向けのもので、日本居住者は対象ではありません。「日本人」とはすべて海外在住の日本人を指します。日本国内に住む方は、日本国内で認可された金融業者をご利用ください。このサイトは、海外居住者向けの情報提供が目的であり、個別の投資助言や勧誘は行いません。記事にはアフィリエイト広告が含まれる場合があります。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

DAIは、米ドルと連動するように作られたステーブルコインですが、米ドルではなく仮想通貨を担保としています。

法定通貨を担保としている中央集権型のステーブルコインが多いなか、DAIは仮想通貨を担保として、分散型(非中央集権型)を採用している珍しい銘柄です。

また、日本国内の取引所で購入できる数少ないステーブルコインの一つでもあります。

この記事では、DAIの特徴やメリット、リスク・デメリット、将来性について詳しく紹介します。

ぜひ、DAIについて詳しく知りたい方は、この記事をお読みください。

この記事の目次

DAIの特徴

コインの名称DAI
ティッカーシンボルDAI
時価総額約8,000億円
時価総額ランキング18位
管理方式分散型(非中央集権型)
発行元MakerDAO
https://makerdao.com/ja/
発行枚数約53億枚
発行上限無し
国内取引所での取り扱いあり
購入可能な主な取引所コインチェック
GMOコイン
CoinMarketCapの2024年2月時点での情報

米ドルと連動するステーブルコイン

DAIは米ドルと連動することを目指したステーブルコインです。

ステーブルコインとは、法定通貨などに連動させることで価格を安定化させた仮想通貨のことです。

DAIの価格は常に1 DAI=1米ドルとなるよう設計されていて、DAIの価格は米ドルとほぼ完全に連動し、米ドル建ての取引をするのと同じように利用できます。

また、DAIはイーサリアムのスマートコントラクトを利用しているため、イーサリアムエコシステムとの親和性が高く、決済や送金、分散型金融(DeFi)での利用が期待されています。

MakerDAOによって発行・管理される

DAIは分散型自律組織(DAO)であるMakerDAOによって発行・管理されています。

MakerDAOはDAIの供給量調整や担保資産の管理、システムの運営・改善など、DAIに関するすべての意思決定と実行を行っているプロジェクトです。

MakerDAOの運営はMKRトークンを保有するDAOメンバーによる投票で決定されるため、完全に非中央集権的な仕組みとなっています。

こうしたDAOによる発行・管理は透明性が高く、改ざんのリスクも低いというメリットがあります。

仮想通貨を過剰担保として利用

USDTやUSDCなどのステーブルコインでは、法定通貨と仮想通貨が1対1の価値で結びついていますが、DAIはイーサリアムなどの仮想通貨が担保となっています。

担保は1対1ではなく、発行額以上の担保を要求することで、担保価値の下落に対するバッファーを確保していて、この仕組みを「過剰担保」と呼びます。

例えば、イーサリアムを担保として100DAI発行する場合、125ドル以上のイーサリアムが担保として必要になります。

また、イーサリアム以外にも数種類の銘柄を担保として預け入れることができ、複数の通貨を担保資産として認めることで、特定資産への依存を軽減しています。

ただし、担保に預け入れている仮想通貨の価格が一定水準を割り込むと、所有していたDAIは元の担保通貨へ精算され、5%の精算ペナルティを支払わなければなりません。

DAIが急落時にはガバナンストークン「MKR」で資金調達

DAIの価格が急落する事態が発生した場合、最終的な補填手段としてMKRトークンが活用されます。

MKRはMakerDAOのガバナンストークンで、DAIの価格が急落した際、MKRが追加発行されオークションで換金されることで、DAIの価格維持に必要な資金を調達します。

DAIを保有するメリット

価格変動が少ない

DAIの最大のメリットは、米ドルにペッグされているため価格変動がほとんどないことです。

ビットコインなどの仮想通貨は価格変動が激しく投機的な側面が強いのに対し、DAIは1DAI=1米ドルを維持するよう設計されているため、利便性の高い決済手段として機能します。

また、過剰担保の仕組みがあるため、仮想通貨特有の価格変動リスクも限定的です。

非中央集権型のためカウンターパーティーリスクが少ない

DAIは完全に非中央集権的に運営されているため、管理主体の信用リスク(カウンターパーティーリスク)が少ないといえます。

中心となる主体が存在しない分散型であるため、システムのダウンや資産の不正流用などのリスクが低減されます。

逆に言うと、DAIはP2Pの仕組みに基づいており、その安定性はDAOの運営能力に依存する部分が大きいのも事実です。

取引所を介さず個人発行もできる

DAIは取引所ではなく、MakerDAOのプラットフォームを通じて個人レベルでも発行できます。

担保となるイーサリアムなどの担保をロックすることで、誰でもDAIを生成でき、取引所を介さないP2PでのDAI送受信が可能となります。

一方で、過剰担保の管理など個人のリスクも伴うため、十分な知識が必要不可欠です。

DeFi等での運用に適している

DAIは価格変動が少ないステーブルコインであるため、DeFiを始めとする様々な分散型サービスでの運用に適しています。

変動の大きい仮想通貨ではリスクが大きすぎる場合もありますが、DAIならその問題が回避できます。

実際に、利便性と安定性を両立したDAIは、多くのDeFiプロトコルで主要な運用通貨として採用されていて、今後さらに需要が高まると見込まれます。

DAIのリスク・デメリット

ペッグが外れる可能性がある

DAIの目標は1 DAI=$1を維持することですが、必ずしもペッグが保証されているわけではありません。

実際に、2023年3月に一時的にペッグが大きく外れ、1 DAI=$0.9へ下落したこともあります。

DAIの価格は需給動向だけでなく、担保資産の価値やMakerDAOの運営能力にも左右されます。

仮想通貨が急落した際など、DAOの対応次第ではペッグ崩壊のリスクがあります。

緊急時にシャットダウンの可能性

システムの重大な危機が発生した場合、MakerDAOはDAIシステムの一時停止(緊急シャットダウン)を実行することができます。

もしシャットダウンすれば、一定期間DAIの発行や流通が停止し、ユーザーは自由に資金を動かせなくなります。

そのままトラブルが解決すれば再び取引が再開されますが、最悪の場合はDAIそのものが機能停止に陥る可能性も否定できません。

担保資産価格の影響を大きく受ける

DAIの発行には仮想通貨を担保としているため、担保資産の価格変動はDAIにも直撃します。

仮に仮想通貨が大暴落した場合、担保の清算が追いつかずシステム障害につながるリスクがあります。

また、取引所を介さず自分でDAIを発行する際に、担保資産に対して多くのDAIを発行してしまった場合、担保資産の下落耐性が弱くなります。

担保とする資産に対するDAIの発行割合(LTV)を高めると、より多くのDAIを手にすることができる一方、担保資産の精算リスクが高くなるため、50%程度に留めておくと良いでしょう。

DAIは米ドルペッグを標榜していますが、実際には仮想通貨全般の市況動向に依存する部分も大きいのが現状です。

値上がり益は望めない

そもそもDAIは投機対象というより決済手段や資産の安定化のために設計されたもので、投機的な値上がりで大きな利益を得ることは困難です。

DAIを使って利益を得るには、資産を預け入れて利息を得る「ステーキング」など、インカム収入を狙うことになるしょう。

ただし、DAIの管理を行うMakerDAOのガバナンストークン「MKR」を保有すれば、DAIやMakerDAOの普及に伴ってMKRも大きく値上がりする可能性があります。

法規制の動向次第では影響を受ける

ステーブルコインに対する金融当局の規制強化も、DAIが抱えるデメリットの一つです。

2022年5月にステーブルコインのUST(TerraUSD)で価値の乖離が起こり、それによって暗号資産市場全体が暴落したことをきっかけに、世界中でステーブルコインに対する規制が強まりました。

日本では、2023年6月に改正資金決済法が施行され、一部のステーブルコインを取り扱う業者が規制されることになりました。

アメリカでも、連邦準備理事会(FRB)や証券取引委員会(SEC)をはじめとする関連機関が、ステーブルコインに対する監督を強化する方針です。

ステーブルコインに対する規制は、今後も世界中で強化されていくと予想されるため、DAIなどのステーブルコインを保有する際は、規制強化の動向に注意することが大切です。

DAIの将来性・今後の見通し

ステーブルコイン市場は拡大傾向にある

ステーブルコインは仮想通貨の決済利用シーンを拡大する存在として、今後ますます重要性が高まるものと見込まれます。

DAIはその中でも透明性の高さから存在感を増しており、市場の成長と共に需要拡大が期待できそうです。

決済だけでなく資産運用面での需要も期待

DAIの利用シーンとして、決済手段に加え、DeFiを含む分散型金融サービスでの需要拡大が見込まれます。

価格変動の小さなDAIは、リスクを抑制しつつ運用対象としての有用性が高いため、今後さらに資産運用での利用が増える可能性があります。

技術面の改善が続けば更なる可能性が広がる

DAIを支えるMakerDAOのプラットフォームは、これまでも機能強化が続けられてきました。

今後も技術的改良が進むことで、担保資産として預け入れられる通貨が増えたり、より優れたリスク管理方法など、DAIの安定性と実用性がさらに向上する可能性があります。

DAIの購入方法

DAIは国内取引所で購入が可能で、日本で最も利用されているコインチェックがおすすめです。

コインチェックは登録作業がとても簡単、しかもアプリや取引画面が使いやすく、「販売所」ではなく「取引所」を使えばスプレッド・手数料無料でビットコインを購入できます。

DAIを購入するまでの具体的なステップは次のとおりです。

  1. コインチェックで新規口座開設
  2. コインチェックへ日本円を入金
  3. 「取引所」でDAIを購入
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Yuuji Miyashitaのアバター Yuuji Miyashita 株式会社アドプラン代表取締役

金融工学を学びながら、2020年ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアをスタート。最近では、ブロックチェーンやメタバースの最新技術を活用し、金融Webサービスの開発にも取り組んでいます。兼業で株のデイトレードとFXにも取り組んでおり、日々の市場分析を楽しみながら勉強しています。

コメント

コメントする

この記事の目次